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未来は「全てが100%確定している」わけではない。

「100%確定している事柄」はほんの一部だけであり、
多くの事柄は、
「我々が、幾つもの選択肢のうち、どれを選ぶかによって、
また、選んだ選択肢をどのように実行するかによって変わってくる、
変動可能な実現確率を持つ複数の未来」
を持ちながら、
常に揺れ動いているものなのかも知れない。

もしも誰かが予知夢を見た場合、予知夢の中の登場人物が
予知夢の中でやっていたこととは違うことを「現実」の中で実行すれば、
「現実」を、予知夢の結末とは違う結末に修正(より良い方に修正)
できるかも知れない。

予知夢とは「このままいけば、実現する蓋然性が今のところ一番高い未来」
なのかも知れない。


「占い」も、「このままいけば、実現する蓋然性が今のところ一番高い未来」
を表わす「べき」ものなのだろう。
そして、
「Aの選択肢を選べばこのような未来、
Bの選択肢を選べばこのような未来になるでしょう」
というようなことを予想し、
自分や他者にとって、より良い未来が実現するのを助ける「べき」もの
なのだと思う。