>>579
チートというのは「ズル」とか「騙す」とかいう意味ですが、すなわち「ジャッジを欺くジャンプ」ということになります。
フィギュアスケートのジャッジのうち、回転不足やエッジエラーを判定するのは技術審判のテクニカルスペシャリスト(以下TS)と呼ばれるジャッジになります。

TSは、フィギュアスケートの元選手であることがほとんどで、それなりの競技実績を積んでいます。
ゆえに、他の演技審判よりもフィギュアスケートを熟知していると言えます。
そのようなジャッジが、疑わしいと感じたときは録画をスローにして細かくチェックします(時折、採点の発表が遅れるのはこの判定に時間がかかるため)。
そこまで細かくチェックされるわけですから、TSを欺くのは不可能に近いといえます。
すなわち、ジャッジの判定がすべてで、「チートジャンプ」は事実上不可能ということです。

巷でチートジャンプ呼ばわりしている一般の方々の声を聞きますが、それは素人がプロの審判に難癖をつけるといった、非常に陳腐なものと言わざるを得ません。
しかも、あちこちでもっともらしく触れ回っているのも散見しますが、こういった行為は言葉の性質上、誹謗・中傷・捏造の類と見て間違いはないと思います。
一つ間違えば、犯罪行為になり刑事処罰の対象になります。勘違いして同様の行為に走らないようどうぞお気をつけください。