連盟関係者は「強行出場の理由は別のところにある」と指摘する。

「ずばり、全日本選手権出場の回避ですよ。羽生が出場する大会は多くのスポンサーがつくし、視聴率もいい。彼がいることで潤う人が多い。半面、その言動やチーム羽生の傲慢ぶりを煙たがっている人が多いのも事実。それは日本人ジャッジも同じ。

 実際に最後に出場した2015〜2016年シーズンの全日本では、世界最高得点(330.43)で優勝したGPファイナルより、44点も低い点数(286.36)しか出てない。羽生は高得点が出にくい全日本に出たくないのが本音。

 ましてや、宇野が完璧な演技を披露し、羽生がミスしたら負けることも考えられる。また、高橋にはトータルの点数では負ける要素はないが、演技構成点では下回る可能性がある。プライドが人一倍高い羽生は、それすらも許せないんです」