【西元祐貴さんのInstagramより】


梵我一如(ぼんがいちにょ)

跳前の加勢(かぜ)
吹かば吹け
寂寞(せきばく)の月の如く
暗闇を照らすは
神選一塊の木偶(でく)
扶(たすく)る人々の冀望(きぼう)を纏い
梵天の空を仰ぎ
我欲一切を捨て滑空せば
やがて無二と成る

跳ぶ前は開き直ればいい。
勢いを加速させ、自らが
良い風を興してしまえばいい。
孤独な月は、神に選ばれた人間を
いつも観ている。
観られていると感ずることが好し。
その月の微かな灯りは、
人々の切なる想いと同じである。
全身全霊で受け止めれば良い。
天を見上げ現状に感謝し、
氷上の我を律さば、
いずれ必ず
唯一無二の存在となる。