<< オータムクラシック寸評 >>

今シーズン緒戦、ショート、フリーともに、素晴らしい演技だった。
カナダの実況解説者が述べたように、紀平さんの将来は明るい。
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しかし残念なことに、ジャッジの採点にトラブルがあった。

○ ショート Breakfast in Baghdad

まずこの曲を選択できる紀平さんが凄い。
シェイリーン・ボーンさんの振り付けも素晴らしい。
パッと始まり、パッパッと進み、パッと終わるのがいい。
紀平さんの感覚と身体能力が発揮される、カッコいいプログラムになった。
鮮やかな青の衣装にズバッと変えたのもよい。

しかし78.18点という得点は、低すぎる。
3Aを見事に決め、ノーミスなのだから、80〜85点が妥当。


○ フリー International Angel of Peace

わかりやすく、面白い、魅力的なプログラム。トムディクソンさんが、よく考えて、作った。
7つの曲を合成した曲を、紀平さんは見事にまとめあげてしまい、不自然な感じがしない。
落ち着いて、エレメントを丁寧に演じた。
紀平さんのいろいろなアクションが見れて楽しい。
衣装の飾りを銀から金に変えたとのこと。積極的な感じのエンジェルが誕生した。

3Aを2本決め、大きなミスはないのだから、145.98点という得点は、ショート以上に低すぎる。
155点前後が、適正な採点である。