別に、インラインスケートを履き、アイスフィギュアの技術を切り取って、仲間うちで
ドヤったり、自己満足で感激の涙を流そうと、それは大変結構である。しかし、オフアイ
スのフィギュアスケーターが勘違いしてインラインを履き、ダブルエッジやフラットエッ
ジのクセをつけてしまって何年も矯正に苦労したり、正統なローラーフィギュアスケータ
ーが誤解(や混同)を受けたりするのは絶対に避けなけらばならない。

また、ローラースケート全般の法人格やインラインスケートの取扱い等、未だはっきりし
ていないことも多々あるため、五輪種目にもならなかったし、混乱を極めている。誰かが
これらを取りまとめて一本化できれば良いのだが、「私のプライドが」とか「自分だけは
」とか考えてる連中ばっかりだとこのままローラースポーツが日の目を見ることはあるま
い。

新型コロナを封じるために皆がマスクをすることは既に常識であるが、上記のように自分
のやっていることだけを正当化するのはマスクをしないことと同義である。自分の権利を
主張するとともに、相手や他のものの権利も考えるべきだ。

一つの解決策としては、インラインスケーターも、四輪ローラースケーターも、お互
いの靴を、一度履いてみればよい。実際には四輪スケーターがインラインを履くことは無
いが、インラインが四輪をサブで所有する(大した出費ではない)ことは大きな意義があ
る。私のように何足もアイスやローラーの靴を持ったりする必要はないが、複数持った
時点で人生が変わると思う。