0469氷上の名無しさん@実況厳禁(ジパング)
2020/12/13(日) 20:28:12.00ID:bwUeeZj80スポーツライターの小宮良之さんが小説『氷上のフェニックス』を刊行します。
――取材者として、高橋大輔選手のどこに惹かれますか?
小宮:やはり、「開拓者」であるという部分ではないでしょうか。日本男子フィギュアスケートは、かつて五輪でメダルを取ったことがなかった。
それを2010年のバンクーバー五輪で初めて勝ち取ったのが高橋選手で、その後の日本にフィギュア人気をもたらしました。
他にも、世界選手権やグランプリファイナルでも日本男子初優勝を果たし、次々に風穴を開けていきました。
陳腐な言い方になりますが、「パイオニア」は格好いいと思います。
――高橋選手にインタビューしてみて、なぜその快挙を成し遂げられたのか、何か見えてくるものはありましたか?
小宮:彼は人間として、とても真っ直ぐでした。何の濁りもないというか。子供のままの無邪気さを失っていない。
それは巨大なエネルギーになると思います。だから、未知のことに体当たりできる。
高橋選手と話をしていると、とても柔らかい口調だし、気づかいも細やかで、冗談にも乗ってくれるんですが、
絶対に嘘をつかないし、大切なことはけっして誤魔化さない。物事に対して、とてもまじめで。
その不器用さが男っぽくも映ります。卵が先か鶏が先かですが、尊敬できる人柄ですね。