三菱航空機:MRJ納入遅れ 型式証明で手間取る

http://mainichi.jp/select/news/m20130830k0000e020174000c.html

「国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発
している三菱航空機(名古屋市)の川井昭陽社長が29日、毎日新聞のインタ
ビューに応じた。初号機納入が従来の予定より約1年半遅れた理由について、
「(部品や機体の安全性を証明する)型式証明を取る手続きをどのように進め
るかで手間取り、部品の製造や納入が遅れたため」と説明した。

型式証明について、川井社長は「最近は民間機の開発がなく、手順も分からず、
想定以上に困難だった」と述べた。これまでの型式証明は、製造した部品その
ものの安全性を証明すれば良かった。しかし近年は、部品の設計から製造まで
のあらゆる工程を文書で記録し、それに基づき航空当局から型式証明を得る必
要があるという。」