なぜ今、正念場? 開発遅れる国産初ジェット「MR
J」
初見翔 2019年5月16日10時00分
 三菱重工業の子会社、三菱航空機(愛知県豊山町)
が手がける国産初のジェット旅客機「MRJ」の開発
が、正念場を迎えている。

特集 国産初のジェット旅客機MRJ
 MRJは、「ミツビシ・リージョナル・ジェット」
の頭文字。地方都市間を結ぶローカル路線への採用を
見込んだ小型機だ。2003年ごろ、三菱重工業が研
究や市場調査を始め、全日空が25機を発注した08年に事業化を決めた。このとき設立された三菱航空機
には三菱重工業のほかにトヨタ自動車などが出資す
る。

 開発中の機体は、88人乗りと76人乗りの2種類
がある。まずは、88人乗りの「MRJ90」から発
売する計画。燃費のよさや広い室内空間などの利点で
売り込み、日米の航空会社を中心に、これまで400
機ほどを受注した。

 日本国内で、MRJへの期待が… lhfrfd