タグボート1人死亡 有毒ガスか08/21 16:00nhk
21日朝、岡山県玉野市沖で坂出市の海運会社所有のタグボートに乗っていた男性
2人が倒れているのが見つかり、このうち船長が死亡しました。
海上保安部は、タグボートの中に有毒なガスが充満し、中毒死した可能性があるとみて
詳しく調べています。
21日午前6時半ごろ、香川県の海運会社から「タグボートの乗組員が意識不明に
なっていると連絡があったので救助してほしい」と海上保安部に通報がありました。
岡山県の玉野海上保安部が調べたところ、玉野市の玉港にある防波堤にタグボートが
乗り上げていて、中で男性2人が倒れていたということです。
調べによりますと、このタグボートは坂出市の「大野海運」が所有する「信栄丸2世」
(16トン)で、2人は、いずれも岡山市内の病院に運ばれましたが、このうち、
船長で高松市の坂口猛志(73)さんが死亡しました。
また、乗組員の66歳の男性も意識がもうろうとしていて病院で手当てを受けているということです。
海上保安部によりますと、駆けつけた際、タグボートの中では異臭がしたということで、
海上保安部は、何らかの原因で船内に有毒なガスが充満し、
船長が中毒死した可能性があるとみて詳しい状況を調べています。
タグボートは、21日朝5時ごろに坂出港を出航し、岡山県玉野市内の造船会社に
台船をえい航する途中だったということです。