A380の損益分岐点ブレイクイーブンとは、1機製造当たりのコストが納品価格を
下回った状態に2105年から入っているという事です。2017年までは年30機製造
ですが、2018年以降は生産機数を20機/年程度に減らしても単機あたり黒字を
確保できる模様。
で、ここまでの開発経費と赤字製造・納入してきた分の総経費の回収は殆どでき
てはいないです。

しかし、A380で開発・導入された技術がA350に大々的に投入されました。A350
自身も主翼製造のピンホール問題などで遅延がありましたが、初納入以降トラブル
少なく順調に運用実績を重ねています。

そういった要素もありますので、A380のプロジェクトを単体で成否判断するのは
必ずしも正しくはないのかもしれません。