平成30年 1月25日
報道発表資料
新造船「かもめ」の建造契約について

40年以上にわたって、川崎港の安全を守ってきた巡視・旅客船「つばめ」の後継船とし
て、平成28年4月から新造船「かもめ」の建造を進めてまいりましたが、建造契約の受注
者より、仕様で定めた物品(船舶)を納品できないため、契約解除の申し出の提出がありまし
たのでお知らせいたします。

1 契約概要
(1)件名 川崎港巡視船建造
(2)受注者 東亜鉄工株式会社
(3)契約金額 272,033,640円(変更契約後最終契約額)
(4)契約日 平成28年4月1日
(履行期限 平成29年3月31日、平成29年度に事故繰越)

2 経緯
平成28年度 上記のとおり契約する。
平成29年度 建造作業の遅れなどにより予算の事故繰り越しをする。
平成30年 1月15日 受注者より物品(船舶)の納品を断念する旨の文書が提出され
る。
平成30年 1月22日 受注者から契約解除の申し出を受ける。

3 原因
受注者の管理の不備により船舶の重量が重くなり、仕様に定める速力(19ノット以上)
を満足できないことが判明したため。

4 今後の対応
受注者からの申し出に基づき契約解除手続きを進め、契約書に基づき損害賠償金として
契約金額の10分の1相当額(27,203,364 円)を請求する予定です。また、新たな巡視船
の建造までの当面の期間については、既存船舶「つばめ」を継続使用することとします。な
お、維持にかかる費用については受注者から同社が負担するとの申し出がありました。

連絡先
川崎市港湾局港湾振興部庶務課 課長 鈴木 健一郎
(電話番号は5ch掲載時に省略)
http://www.city.kawasaki.jp/templates/press/cmsfiles/contents/0000094/94350/houdouH30.1.pdf