19歳で出産してすぐ養子に出した息子の足跡を追っていた米女性(65)が、
25年前に起きた米パンアメリカン(Pan Am)航空機爆破事件で息子が死んでいたことを知った。
15日に放送された英BBCのドキュメンタリー番組が伝えた。

BBCのドキュメンタリー番組によると、米オレゴン(Oregon)州の
キャロル・キングエッカーズリー(Carol King-Eckersley)さんは昨年、息子の捜索を決意した。

息子の養子縁組後の氏名がケネス・ビセット(Kenneth Bissett)であることを知っていたキングエッカーズリーさんは、
いつか息子と再会することができると信じていた。
だが、パンアメリカン航空機爆破事件の追悼ページに息子の氏名を発見したとき、その希望はついえた。

「あの悲劇では270人が死亡し、その1人が私の産んだ唯一の子どもだった。
そして私は4月までそのことを知らなかった」と、キングエッカーズリーさんはBBCに語った。
「だから、その事実を知った時は二重の悲劇に見舞われた。
1日のうちに、息子を発見し…そして失った」