精神症状や患者さんのさまざまな事情により、外来通院では治療が困難なとき、
入院治療が行われます。具体的には、次のような場合が考えられます。
・独力で食事や水分がとれない
・自殺念慮が切迫している
・興奮や混乱、問題行動が著しい
・自分が病気であるという認識がなく、治療を拒否している
・自宅ではゆっくり休めない事情がある
なお、精神科への入院は自発的入院(自らの意思に基づく入院)と非自発的入院
(患者さんの意に反した強制入院)に大別されます。非自発的入院は、
治療のためとはいえ、患者さんの自由を制限することになるため、
入院の要件や手続などは精神保健福祉法という法律に規定されています。