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なつみSTEP
https://www.youtube.com/watch?v=H0SNJIgSB5M
二分と言う短時間に、密度の濃い中身が詰め込まれている。複数回の視聴によって観た印象が変わっていき、同時に作品へとハマる。快作。
細かく且つコミカルに描かれた背景の伏線への細かい言及は他に譲るとしよう。
しかし何故、複数回を観る気にさせるかというと、圧倒的な楽しさがあるからだ。
それは背景だけではない。物語中ぐりぐりと動く、なつみの喜怒哀楽が豊かで、見ていて自然と好感を感じさせる。
BGMも慣れ親しんだ「線路は続く」のPOPバージョンで、ワクワク感を高める。
特になつみの表情は出色で、中でもギコしぃカップルへの軽い羨望のようなジェラシーのような目線は、巧みだ。これはまたストーリーの伏線となっている点でも巧み。
そして何故なつみの表情に焦点が当たるかと言うとモブをアスキーアートが担当しているからだろう。
その記号的な表情は、なつみの人間的な表情と対になっていて、装飾過多に陥らせない。
見せるところは見せ、他は単純化させるという手腕が遺憾なく発揮されていて、様々な伏線が入り組みながらも、複雑になりすぎない。その塩梅の心地よさ。
こうして一挙手一投足を観ていく内に、なつみにすっかり好感を持ち、自分は彼女になら撲殺されてもいい、とまでは行かずとも。
ひと時の作中の天国の体験が、心の暗がりを晴らしてくれたのならば、路を戻ることは出来なくとも、心に踏ん切りをつけさせてくれたのならば。と胸に迫る余韻に浸ってしまうのだった。
萌え、というものに絶妙にアプローチした作品だと思う。
狭い私見ながら、ここまでキャラクタの感情の動きに魅了されるFlashを、増して三分以内の短編なぞ、自分は他に知らない。 ☆くつした
https://www.youtube.com/watch?v=GUUVWkUoJQ8
人物の動きで背景が滲む演出工夫は、作品には生かされていないように思えるが、何だろうこれという注意材料にはなる。
作品はごく普通にありうることだけど、何というか意外性もある。
優しさというか家族というものの無言のキャッチボールというか、それを当たり前として、当たり前の毎日が続く。
そこに軽い安堵感とノスタルジーを感じる。
黒の使い方が効果的。闇が表現されている。 ☆ニュ〜東京音頭
https://www.youtube.com/watch?v=q3RsvTjJZjk
発想が一つ広く、面白い。ワクワクと進行する。
コミカルな中にも街の夜景など、ハッとする美しさも備えている。
夜に移る切り替え方が好き。
少しバタ臭い音楽がスピードを与えていて、良くあっている。 ☆天才万博2017 オープニングアニメーション
https://www.youtube.com/watch?v=MnI6UsLHilQ
色彩と動きとデザインで魅せる。
円の優しさ、柔らかさ、包容力に心安らぎながらわくわくとし。
ながらも終盤で色が混ざり合い、不安と圧倒で覆ってくる。 ☆東京ガスCM 家族の絆
https://www.youtube.com/watch?v=vNLXVWyyRHk
カツカレー美味しそう。
今は遠い愚直なスポコンと、何処にでもある特別な味という料理の取り合わせが妙。
試合の結果を明示しないのも、高みからの成功談には陥らず、爽やかな風が吹く。
☆東京ガスCM まとめる
https://www.youtube.com/watch?v=dRY2IljxjVM
非常にわかりやすくキャッチー。
と言うのも見せ方を変えながらも、3回も電気とガスを纏めるとお得、というのを明示している。
妙に印象に残るマスコットキャラクターも含め、手堅く伝えたいことを伝え、記憶に残している。
この東京ガスのCM戦略。
一方は企業イメージを向上させ、一方はメソッドを伝える宣伝を重視する。
双方とも新しく且つ親しみやすいものを感じさせながら、ユーザーに両極を揺さぶるものがある。
このCMの出来と言い、また片方に偏りすぎないバランス感覚と言い、上手いなと思う。 ☆青春おじいさん
https://www.youtube.com/watch?v=GojxmMi2TvI
高濃度のコラージュアート。
新しい表現で古いものを映すのが、妙に味があって趣き深い。
蕾から花に注視して、種から人が出てくるのが軽い驚きがある動きで好き。
それとワイパーで汚れを落とすように画面が切り替わるところ。 ☆スマートフォン版 どうぶつの森 Direct
https://www.youtube.com/watch?v=Em4zQ5Stug4
これは今年年末から来年のゲーム業界の話題を独占するキラーコンテンツになりそう。
紹介映像はどうぶつの森ユーザーを安心させるつくりになっている。
キャラや外装だけどうぶつの森を借りた別のゲームになる予感を覆す。
そして誰もが思いつく、家具類へのアイテム課金+ガチャ要素を覆す、時間課金。
時間課金と言っても、特別な施設を作る→膨大なお金が必要→大量のアイテムを売る必要がある→課金による鉱石発掘や投網などによる、軍資金集めが必要。
という導線は容易く思いつくが、それでも施設に直接課金よりは壁を感じない、別の方法でお金を稼ぐ道が示されている分、スマートだ。
個人的には、スローライフなユーザーは作品への拍手がわりに課金する、スローな作りを早解きしたいユーザー(これは一定数居る)が積極的に課金する作りだと、面白いと思うのだが。
とにかく他のスマホゲーにあるイメージ優先であったりガツガツした感じがなく、ゲーム画面を中心に展開し、ナレーションも解説と実況の中間にあり、音楽もデザインも緩やかなPVに期待は高まる。
作品のブランドを大事にする長期的な大らかな視点を感じる。
このダイレクトをswitchゲームのマリオオデッセイの前日にぶつける所からも、異例のダイレクトからも、マリオラン以上に力が入っているのは確か。
ユーザーの期待値も高いようだ。 >>272
全くもって恥ずかしくない
こういうのは大事だよ、記録をすること 最近は語る機会も少なくなったものだから、半ば一人語り用。
それよりも、映像作品の参考ネタが尽きてしまい。只でさえ停滞気味のレビューのペースダウンは必至か。
>>274
恥ずかしさ
1
うーん。何というかこれは自分の自己評価の低さ故のものなのだけど、これが無くなると、「凄くつまらない奴」になってしまいそうに思えるんです。
つーのも、自信ありげなレビュアーの面は自分には似合わないし、何事も初心者的な「はずい」という初々しさがあって、ぎりぎり「つまらない奴」で居られるんだと。
2
それにこれは映像(Flash作品じゃないですよね既に)作品の副産物、コメント的要素が大きくて。
そういう二次消費者が、製作者のように堂々とするのも、何というか抵抗があって。
でも、そういう消費者の異常な謙遜態度が、「クリエイター神話」(藁)の過剰評価、仲間内でワイワイやってるだけの風通しの悪さともなって、そういうのがこのFlash板に巣くう病魔の一つのような気もするんです。
反対に、閲覧者の、痛みも知らないポイズンや過剰な叩きも、確かに衰退の一つの原因で。
偏り方が極端なんですよね。現状では閲覧者の圧倒的不足が大きいような。なんだろなー。
3
けれど、そういう恥ずかしいような自己卑下は心の中に置いといて。
レビューでは無謀にも、感じたこと思ったことを、遠慮なく歯に衣着せずに書くようにしています。
最低限の、自分の中のモラルを持って。
ここが伝わっていただけたら。
4
記録すること。大切だよね。恥ずかしがりますが、躊躇いません。
こうした思考やレビューも含めて、青二才の自分ですが……
これを再び読み返したときに、やってて良かった的なものが込み上げたら、そしてやはり恥ずかしさを感じることができたら。と思います。
やりとおした後に、書き終えた後に、感性が少しも成長してなかったら、寂しい。 ☆ズドラーストヴィチェ!
https://www.youtube.com/watch?v=Ze04URGuBKw
語りの良さ。
所々羽目を外しながらも、冷静な距離感と速度をもって進行するナレーションは、道中の小気味よさと読後の物寂しさを与えるのに奏功している。
ロシア人、なのか、本当はどうなのかと疑ってしまう親近感、おっさんくささと、語りからの軽い侮蔑のような距離感。
最後は 抜け出せない日常と高らかに歌い上げるハッピーエンドの体を取り、やるせない哀愁がアクセントとして、エンターテイメントを味わえる。
この作者は>>213のばんの先生の作者でもあったが、本作ズトラースヴィチェ! において更に高い評価を得ることになった。
確かに本作のほうがより一般を意識した目線を感じるし、エレガントな上品さがある。
が、ばんの先生の子供らしい下品さと無防備な他者を意識しない子供の目線も捨てがたい。
本作は、遠いロシア人やロシア民謡を、近くのものに引き寄せる力を持っていた。
一方で、ばんの先生は、近いはずの子供の記憶が、却って奇妙で歪で遠いことをどんと示す。
何よりもハゲネタで親近感を持たせながら、記憶の倒錯という突き放した感で終わらせる距離感のコントロールが、作者が意識していなかったとしても、絶妙に心地いい。
自分はばんの先生のほうに軍配をあげたい。 ☆プーキー
http://www.geocities.jp/tekitou_de_ikou/pookey.html
自作曲だからできるラジカセからの次々といった選曲。
大胆な未練のない使い方をしているのは数秒だけしかかからないことでも。
全体的に女の子の可愛らしさが際立つ、特に落下シーンからの存在の危うい魅力がよい。
取り換えっこのギャグは引っ張りすぎたか、そもそも異質なのか、場に収まらない感は強い。
全体的にどこか静けさや寂しさを沁みさせる間の取り方になっている。
その意味で冒頭の「プーキープーキー、朝ごはん目玉焼きが小さいと泣いた」のフレーズが活きている。 ☆端ノ向フ
https://www.youtube.com/watch?v=kcxFGeEqqgA
難解さがある。
親しみやすい木造家屋を土台に、戦争という極限状況、もやのような霞が浮かぶ魔都のような演出、子取りという怪しげなモチーフ、祭りではぐれたような不安感。
それらが爆発する山場。
やはり、その山場が曲者。
というのは今まで情を刺激して怪しげな雰囲気を作っていたのに、文明の利器としての側面を持つからくり屋敷は知の側面が強い。
例えば操縦者、設計者といった人の手を感じてしまう。
ここは子供の集団が纏わりつく様子がおぞましいだけに、この方向に舵を取ってほしかった。
戦車は作者の持ち味なのだが、相性が悪い。
ナレーションの弁舌者の意気揚々とした怪しさが、爆発しているシーンなので、子供の集団とこれだけで良かったかも。
欲張りすぎて、異様さが分散してしまった印象。
そしてオチも後日談が語られるかと思えば、歯が出てきてぶつり。
初見での印象は弱かった。
ただ、それも後日談を語れない程に壊れた主人公を提示することで、闇の深さ、もやもやした不合理感を与える演出とも取れる。
闇とは。後で知ったことだが作中に出てくる薬品、そして薬膳の肉団子は、人肉によるものではないか。とのこと。
確かに明示するにはショッキングだが、自力でそれを知るには壁がある。
ただ、DVDでの解説などもあるらしく、確かに深遠な闇は初見でも感じたし、わかりやすさを求められる映像作品に反して、一つのアンチテーゼなのかも。
とすれば、山場の戦車という異質さも、ありっちゃありかもしれない。が、何度考えても、ここは作者に殻を破ってほしかった。 ☆【黒板PV】ハルニキミト
https://www.youtube.com/watch?v=jdDJQsr1VCI
黒板という身近な素材だからか、手作り感や温かさ、作品との近さを感じる。
黒板に書かれた落書きと、儚げな歌が、いつか消されるが記憶には残る雰囲気としてマッチする。
少し消し跡が滲むのも、味があって好き。手抜きとは受け取れない。
サビでの工夫は、黒板という制約から思いがけない方向に一歩踏み出していて、驚きがある。 ☆カシスとアルルの物語
https://www.youtube.com/watch?v=sEjYRbIaV2k
ジブリスタッフが作ったパンのCM集。
開始数秒、街を走り抜ける自転車の数秒に街人のモブが描き込まれている。
中欧に本当にありそうな生き生きとしたレンガの街を形作っている。
自然、恋、別れ、を黄金色の小麦や花々の風景が彩る。
パンは匂いが伝わってくるよう。
焼き立てのパンに安らぎを感じ始めたのは何時からだろう。
ジブリと言えば魔女の宅急便で、その影響は色濃いが、そういうのに忠実なのをジブリと言うか王道アニメに求めているのだろうと思う。
カップヌードルのCMのKIKIやハイジと言ったら。酷い。 ☆Junction
https://www.youtube.com/watch?v=whWag7GdN-Q
ドラマやストーリーは起きない。
極力、排しているのだろう。
それでも鑑賞時間が満たされるのは、絵としての丁寧さ、光の増減で見ごたえを作っているからか。
夕焼けの物寂しさ、人工的な明かりの少し冷たい心強さなどが出ている。
動く風景画のよう。
ただ、音楽が、何とも残らない。 ☆オトシモノ
https://www.youtube.com/watch?v=Z6qJISeJzqM
濃厚に漂う死の匂い。
暗色に塗られた女子高生は、負というか未来を感じさせないものがある。
それに反して意志の強さを感じさせる瞳。
ストーリーは、あるのかな。
何かが思い止まらせたとも取れるし、このように続いてく日常の一場面に意味が込められているのか。
世界は健全そのものではなく、こうした憂鬱も溶かし電車のように流れていく。そんな考えが浮かんだ。 ☆僕は君の涙
https://www.youtube.com/watch?v=DvtoiSWLmSU
とてもミニマムで私的な涙と、雄大な自然を巡る旅の、マッチングが楽しい。
湿気ることなく、軽快な歌が沈みがちな心を後押ししているよう。 ☆日本昔話をギャル語に訳した結果
https://www.youtube.com/watch?v=s6gr7Ljl0x8
古典の昔話と最新のギャル語とのギャップ、の筈がギャル語自体の既に鮮度の落ちた感があって、笑いとしてはそれ程まで強くなかった。
何というか話し方とか既にダサいんだ。
それは最新のカッコいいと思われるものが、少し時を経ると却ってそのかっこ悪さが際立つという図式なのかもしれない。
時間の選別の厳しさよ。
でも、この試みは半分それを意識しているような節はある。
ダサさも笑いのような。
昔話というのも、そのまま使えば古文になるような現代とは離れたものだし、ギャル語に限らず現代語も何時か古語になりそうな、つまり言葉の鮮度が鮮明に映し出される。
言葉って生きているものなんだなと。その柔軟さと多様さとともに、その大切さにも気づく一品だった。 ☆千葉、滋賀、佐賀
https://www.youtube.com/watch?v=bDrmxbYb_R8
すっごく適当な絵だけど、これをコントで実際にやるのを観たり、アニメーションさせると、また違ったものになるのだろうな。
濃い口のしつこめなネタと、あっさりとシンプルな見た目の刺激が、はんなりと合っている あっ。有名だよね。千葉、滋賀、佐賀。
リズミカルで覚えやすい。
有名どころ無名どころ、所構わず、雑食気味に行きたいのだけど。
如何せんネタ切れでマイナー気味に。 ☆FlashBomb 03 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=mkeigRILzis
☆FlashBomb 04 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=P4iQ6nMP_k4
☆FlashBomb 05 オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=n2shilcZhDI
(3:40秒辺りから これには当時未公開だったFB出展作品も並べれている)
スキマ産業の一連の作品はイベントどころか板の衰勢を色濃く映しているように思う。
03オープニングはピアノの情感的なメロディーの上にも、手探りの熱気が伝わってくるようだし、黄金の草原を歩くモナーはそのままFlash板黄金期の代名詞にもなった。
反して04オープニングは黄金の黄昏は去り、夢の扉は消え、代わりに職人個人の台頭を予感させる。
熱狂の場だった筈のここで、黄金期の終わりを予感しているところなぞ、先見の明があった。
そしてFlash板発イベントの限界と終わりが見られ始める05オープニングでは、観客は去りモナーは新天地へと飛ぶ。
これも、ニコニコやyoutube、Frenzなどへの板のメインストリームの変遷を予言しているようで興味深い。
この時代の先端と未来を走り続けるスキマ産業の姿は、正に流行作家そのもののようだった。 個別に取り上げるとすれば、04オープニングが印象深い。
殆ど無音、効果音と白地をベースにした導入でタメを作り、次いで星空と憂いを持ちつつも力強く美しいケルト音楽で情感を揺さぶる。
この構成もうまいし、次いで見せるアニメーションは、時に細かく時にダイナミックに動き味がある。
絵は下手めだけど、むしろヘタウマだろう。
最後のタイトルの出る引きの絵も、強い余韻を残す。 ☆ブレードランナー ブラックアウト 2022
https://www.youtube.com/watch?v=MKFREpMeao0
先へと進ませる吸引力のようなもの、画面の緊張感が最後まで機能する。
後半は見応えありのバトルシーンに派手な展開が続くが、辺りを漂う虚無感が凄い。
重厚な未来の世界観があり、お涙頂戴になっていない生死が冷酷に刺さる。 ☆Minion【mutabloop】
https://www.youtube.com/watch?v=e2c7qMBclR4
鮮やかで賑やかな街並みと、カフェでゆったりとする女性の対比が美しい。
のんびりとしている空気が、恋しくなる仕掛け。 ☆紙の上のパイロット
https://www.youtube.com/watch?v=0a8u6cFRYXA
現代風大正ロマンの趣き。
時代感と上品さと淡い恋心が程よくミックス。
爽やかな風が吹いた。
戦場に行く、とかじゃないよね。 ☆fox and the whale
https://www.youtube.com/watch?v=3nDWWY4_rNw
自然の色彩の豊かさ。緑覆う眩しさ、荒波の深い青が、最後まで画面を引っ張る。
一匹の狐を通して、スケールの大きい自然世界に心洗われた。 ☆SIAMES - "The Wolf"
https://www.youtube.com/watch?v=lX44CAz-JhU
白黒だけど、闇の演出がよく、メリハリが出ていて、緊張感がある。
特にカメラワーク、構図には惹かれるものがある。
女の子が逃げる時の追いまどうようなカメラが好き。 ☆Snail's House - Pixel Galaxy
https://www.youtube.com/watch?v=3nlSDxvt6JU
ハイセンスな色彩で描かれる日常とファンタジー。
ファンタジーの取り入れ方が巧みで、女性アイドルという虚構を売る職業で親和性を持たせ、女の子が出るときに音を止めるという演出で驚きと戸惑いを共有させている。
場面でカービィが出てくるけど、何だか全体的にカービィっぽい。
カービィポップというんだろうか。 ☆スカート - アンダーカレント
https://www.youtube.com/watch?v=F0WWHQ7XW6I
抽象と具体が入り混じるこうした映像は余り得意ではないが、これは妙な中毒性がある。
歌にも動きにも、重力とは離れた浮遊感のような、ふわっとした心地よさがある。 ☆ルパン三世オープニング映像
https://www.youtube.com/watch?v=dvaosZlQqrY
渋くてカッコいい。
お洒落な色彩とモーショングラフィックっぽい演出に、知名度抜群のおなじみの面々が映える。
ちょっとダサ目なルパンのコーラスが、何処となくダンディにハードボイルドに聞こえてくるから不思議。 ☆Fly
https://www.youtube.com/watch?v=gOY3FFObZx4
柔らかな光を透かしたかのような表現。
空気感が伝わってきて、女の子の動きはスムーズで多彩。生きている。
よく転ぶんだよね、五歳児くらいって。
ただ、無音なのと女の子一人のカットが続くので、寂しさというのかな寂寥感を思わず感じてしまった。
環境音、効果音、声などが加わっていたら。 ☆Mimi Carina - Emilie au pays des morts de Cedric Herole
https://www.youtube.com/watch?v=xtHQZSruIqg
飛びたいという普遍的な、でもありきたりな願望。
それを形にするときに、靴紐を利用したり傘を利用したり。
ありふれた表現にさせない一工夫が光る。 ☆花に赤い糸
https://www.youtube.com/watch?v=NJlUbuW54TA
ポップな曲とイラストに、紙芝居的な演出がマッチ。
ストーリー仕立てなのも好感。
画面手前の花がアクセントを添える。 ☆ママ
https://www.youtube.com/watch?v=m4bFAEL91o8
人の手触りを強く意識している。
ところどころの実写とイラストの融合。
かくついたアニメーションや定まらないカメラ。
ちょっと演出感情なのが鼻につくが、実験作的色彩を感じさせない完成度。 ☆タナタロ
https://www.youtube.com/watch?v=rsbye0B4uyQ
イラストを主体としたPVだが、所々のモーショングラフィック的な要素が低刺激で心地よく進行する。 ☆ツインズ
https://www.youtube.com/watch?v=_kZnvhKNY_E
明度の高いイラストを主体にしたPVで、モーショングラフィックが補佐的に使われる。
何処かで見た作風だと思ったが、エロゲのオープニング映像に近い。ような気がする。狭い知見だけど。
それも質の良いエロくない女の子を意識した感じ。
それってエロゲじゃないんじゃないか。
とはさておき、これもこの手には珍しい強固に進むストーリーが、映像を進める力になっている。 ☆可愛くなりたい
https://www.youtube.com/watch?v=o1WXFxHXieM
パステルな色彩に、イラストとモーショングラフィックが使われる。
ガーリー、可愛い、お洒落、モダン、トレンドと、普段の自分とは縁遠い単語を並べたくなる出来。
若い女の子が描かれていて、その若さが程よく眩しい。
性的な目線を殆ど感じさせないのも、お洒落なアイドル性を際立たせる。
雑誌の表紙、所々のファッションは、やはり彩り豊かで、ファンシーな印象を加速させる。
可愛さの詰まった作品だが、唯一そうではない箇所を見つけた。
タイトルの出し方が可愛くない。 ☆スーパーしぃるくちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=3nYLAHVubSU
これは古い。
スーパーミルクちゃん、あなたはオオカミに変わりますか? 自分は対象年齢とは一つ差があるぞ。
更に、同オープニングをもじっているそうだが、パロディーにはなっていない。
少なくとも権威批判や笑える箇所は見つからない。
2ch風アレンジ、模写という方向が近いかもしれない。
この古すぎる元ネタ、歌、2chAAキャラ、極度の少女趣味というコアすぎるターゲットに向けた作品。
本作品を十分に楽しめたかは別として、それでも嫌味にならないのは異性を感じさせない作風と、丁寧に作りこまれたアニメーションの賜物。
力づくで納得させられてしまう。
このコアな作風の本作ををオフラインイベントで上映でき、一定のファンを獲得できた環境が羨ましくも、ここまで振り切った作品にコアな趣味の自分も何か後押しされるなー。 ☆Overwatch Animated Short | "Recall"
https://www.youtube.com/watch?v=I3WhdXPaUd8
英語がわからなくても、無理なくストーリーが追えるのは、ストーリーラインが丁寧で一つ一つのカットに意味がある為。
バナナを食べるゴリラの説明、から攻撃にバナナの皮などと、無駄なものを感じさせない。
作りこまれた3DCG、お手本のような構成と、ゲームにまつわる映像もここまで来たかという出来。 ☆CUPHEAD - Final Boss and all endings
https://www.youtube.com/watch?v=rDDDYaTv2iU
何といえばいいんだろう。
アニメ黎明期のトーキー映画を、実際のゲームで動かすことができるような。
そういうとてもハイセンスで、洒落っ気のあるグラフィックが特徴。
ゲームのグラフィックの発展過程で、アニメ調ではゼルダの伝説、風のタクトが有名だが、それとはまた一味変わったタイプのアニメっぽさ。
まだまだ多様な可能性あるジャンルだよね、ゲームって、と思わせる。 ☆ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
買っちゃった。
このゲームは凄く可能性の広がりを持たせたゲームだなと思う。
オープンフィールド、オープンエアを瓜にしてるだけあって、フィールドが広大で、横に縦に広い。
その縦というのが面白くて、フィールド中の殆どのオブジェクト、柱だったり家だったり山だったりに好きなところから登山できるので、空間を自由に行き来できる感触に陥る。
行けないところがないと感じさせる。
更にそこに作りこみの丁寧さ、密度が濃く何らかの発見や遊びに満ちた仕掛けが盛り込まれる。
そこを自由に移動して、目的地から、好きな目的地まで或る時は町の噂話を頼りに、或る時は遠景に滲む巨大建造物を目指して移動する。
だから、フィールドを移動する際に、プレイヤーそれぞれの物語が生まれるし、その幾つかは思いがけなく、しかしきちりとゲームデザイナーの思い通りにいるような安定した楽しみを与えてくれる。
例えば、目的地の村に向かう際に、途中の宿屋、道筋から逸れ、迷いに迷い、おおざっぱなマーカーを頼りに方向に見当をつけ、山を越えて裏口から辿り着いた時の達成感。
なだらかな草原に環境音に似た控えめなBGM、そして相棒もいない一人旅。
思わず物寂しさを感じて、独りぼっちを感じる寂寥感が漂う。
そのままそれに少し酔って進んでいくと、楽の音が聞こえ、それが大きくなり、馴染みの人と出会えた時の安堵感。
そうしたこのゲームをプレイした自分と、ゲームフィールドを用意したゼルダの伝説との出会いがあったからこそ生まれる幸せな体験が、積み重なっていく。
ハイラルを旅している感覚。旅、です。 だから遊んだ人たちが口々にそれぞれのハイラル体験を語りたくなる気持ちは痛いほどにわかるし、自分も語ってしまってるし、これが異常に高いレビューと口コミに支えられているのもプレイするとわかる。
この作品はこれから高い評価を受けるだろう。
今年のゲームオブザイヤーはこの作品で独占されるだろう。
どころか、ここ数年、数十年単位で語られる作品になりそうだ。
http://www.geocities.co.jp/Playtown-King/4566/etc/gameetc/nagata1.html
比較対象に成りえるのは、同じゼルダの伝説の時のオカリナじゃないだろうか。
風のように永田氏のレビューから感じ取れる、語りたい情熱、ハイラル平原の魅力、それを縦にも横にも何十倍、ひょっとしたら何百倍にも増殖したのが本作じゃないか。
フィールドの美しさは、時間、天候、自然の森海湖砂漠雪山崖高地村と入り組んで、ゲーム体験したならば必ず出会うだろうその人その時の絶景を残す。
村人などのサブキャラも細かいタイムスケジュールで動きそれぞれの物語を背負っている人もいる。
コログという小さな成功報酬はコンプリートが無理なほどにあって所々のアクセントにもなるし、祠という中程度の成功報酬は見つけた時やクリアした後の達成感が(たとえ一部が攻略サイト越しであっても)嬉しい。
これだけの行数を費やしても魅力について語り切れないような部分もあるし、実のところ未だゲームクリアには至っていない。
このように語りたくなるような特別な(しかし計算された)体験を用意するフィールド、ゲームを通じて情報を共有する喜びを提供する膨大なゲームキャパシティ、それでいて目立ったバグも無理も感じさせない作りこみ。
やはり並のゲームではない。これだけの為にswitchを買う価値はあった。 ☆ちいさなあなたへ someday DVD
買っちゃったその2。
十分弱の映像。
締めのエンディング曲はフルを期待しただけに短く終わり、少し肩透かし。
>>263の紹介映像が、ほぼダイジェスト版で見どころを押さえている。
ので、買ってまで新しい刺激を期待すると×。
しかしこの品質で全体的にまとまっているので、暖かな動く絵本仕立てに感銘を受けたのなら、〇。
全体的に休日の昼下がりに観たい、出来るならお子さんに見せたいような、親子で観たりするのが良いような感触。
ちょっとのびやかで、思わずあくびをしてしまうような、それも心地いい充実感を味わう。
この二つの買い物の結果思ったことは。
エンターテイメントにおけるマイナスと見られがちな要素、寂しさであったり難関な道に迷い込んだりするのだったり。
あくびをするようなある種の退屈さであったり。
そういうのは決して否定的な色彩を伴うものではなくて、全体の完成度や配置が良ければ、喜びや達成感を加速させるプラス要素になりえる。
むしろ一つ飛びぬけた作品と呼べるようなものには、少なからずそうした部分があるんじゃないかな。とか思った。 ☆Loving Vincent Official Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=CGzKnyhYDQI
画家ゴッホ。
アニメーションする色彩豊かな油絵。 ☆TOKYO COSMO
https://www.youtube.com/watch?v=3SEXokSxZBI
後半からは畳みかけるように、空想と現実が織り交ぜられ、展開する。
その飛躍が楽しい。
のだが、それまでの2分間近く、普通のOLのありふれた日常を、飽きさせずに持続しているのに好感。
環境音、それはレンジやテレビや洗濯機といった電子音が中心となるのだが、それによって寂しさが強調される。
そこにアンバランスなほどに精緻に描きこまれた生活道具、例えば使いかけのケチャップだったり、二人で撮った写真だったり、が奥行きを与える。
満たされた空間と一人ぼっちの対比が何とも哀愁を誘う。
そのままシリアスにしても良い前ふりから、エンタメに一気に傾くのはこんなにも爽快。 ☆FINAL FANTASY IX Movie Collections
https://www.youtube.com/watch?v=S1Zr4IfGybQ
ファイナルファンタジー9の全ムービー集。
適度にデフォルメしたグラフィックと派手なエフェクトや召喚モンスターが妙にマッチ。
特にキャラクターは思わず声が聞こえてくるような、感情が走るような疾走感がある。
FFはこの9を例外としてフォトグラフィック方向に映像を先鋭化させるのだけど、この方向もアリなんじゃないかと思わせる。
プレステ1のムービーでこれが出来るのなら、将来はこの映像美を保ちながら思うがままに動かすプレイアブルなものも可能性としてあったのでは。
何とも勿体ない。 こっから暫しエロゲオープニングが続きます。
苦手な場合は、飛ばしちゃってください。 ☆魔界天使ジブリール4 [Makai Tenshi Djibril 4] OP HD
ttps://www.youtube.com/watch?v=nBGWD-Ef8T4
ダイナミックに画面を有効に使っている。
ところどころ胸や臀部を強調したり、フェチっぽい目線を交えながらも、清潔感ある色彩構成とデザインが下世話さを感じさせない。
MG、アニメ、イラスト、PV表現を一本に詰め込んだ贅沢さ。 ☆「こんそめ!〜combination somebody〜」デモムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=7c7yDi5eg7s
ドラクエをリスペクトした演出は、なかなかに好み。
情報も無理なく詰め込めるし、レトロさ、この場合必ずしも古さとイコールではない、が妙に萌えソングと合っている。 ☆CURE GIRL PV
ttps://www.youtube.com/watch?v=LhuT8svlsIA
清涼飲料水のようなすっきり感。
お洒落でクールな印象に、オチが温かさを添える。 エロゲは遊んだことないけど、制作陣はオープニングに力を注ぐらしい。
中には表現が、昔のFlash板のPV系、MG系と通じるところがあって、観ていて楽しいっすな。 ☆はるのあしおと
ttps://www.youtube.com/watch?v=GnJFw5oKxPQ
起床シーンから着替え、朝食をテンポよく挿入することで、慌ただしさが良く出ている。
歌からも瑞々しい絵からも、春を待つ弾んだ心が伝わってくる。 ☆相州戦神館學園 八命陣 天之刻 オープニングムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=JLjyzcrXyWY
熱い。
キャラ紹介場面、背景絵とキャラ絵がセットで見応えがある。
如何にもな悪キャラと主人公キャラの、指を合わせて念じている場面は、決闘を匂わせる。
手を震わせる加減が好き。 ☆大番長 BIGBANG BEAT OP高画質版
ttps://www.youtube.com/watch?v=AuJHhwxDXMg
冒頭の日本刀を手に持つ女性に、冷たい妖艶さが漂ってきて良。 ☆オトメスイッチ 〜彼が持ってる彼女のリモコン〜
https://www.youtube.com/watch?v=rP3cX6cbqTk
男のロマン的なそんなスイッチ。
だが、下卑た印象を受けないのは、お洒落な色彩とモーショングラフィック的な装飾、画面展開や3DCGを工夫し、ごちゃっとした賑やかさを提供しているからだろう。 ☆フレラバOPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=gOxfW38m3aI
水色や青を軸に、空や海を映しながら。
歌詞の入ってきやすい歌とともに、雰囲気が心地よく、手触りがよい。 ☆さかあがりハリケーン Portable PSP版OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=DpFGXTFpKQQ
キュートでハイスピード。活きが良くて元気で、健康的な感じ。
ゲームタイトルにセンスがあって、映像とも合っている。 すぴぱら Magical Happy Show!
ttps://www.youtube.com/watch?v=0hcb-nBh9KE
見所は、書かなくても伝わりますよね。
歌声のピークとともに展開される魔法ホウキ飛行シーンのあの迫力と爽快感。
元々人気の出そうなシーンに加え、あの「魔女の宅急便」という巨大な先行者。
そこを、それなのに、抜群のスピードでの動きに、実写ではありえないアニメだからこそのグルグルグルンなカメラワーク。
飛んでいるだけでも素敵なのに、飛行機との交差、海の水面にしぶきと、緊張感のあるシチュエーションを用いていて、予想の一歩も二歩も先を行く驚嘆がありました。
見ていて、パソコンの前の私もジェットコースターのような浮遊感の欠片を感じたように思います。
それと、ルーズソックスを履くという仕草、それと靴下を直す感じとか、意外とそういうフェチっぽのに弱い自分というのも発見したムービーでした。 ☆パステルチャイム3 バインドシーカー [Pastel Chime 3 Bind Seeker] OP HD
ttps://www.youtube.com/watch?v=lyYnEOlgNWQ
おー、アニメアニメしている。後半の盛り上がりは良好。
それまでのキャラ紹介の止め絵から入ってそこから動くという演出が、静と動のメリハリになっていて良い。 ☆ef - the first tale OP
https://www.youtube.com/watch?v=iQtzt_1HpOM
空が主役。
空の大きさから、一人の寂しさと寄り添いあう人の温かさが導かれる。
その空をクローズアップする為に、紙飛行機が出てくるのだが。
この紙飛行機を飛ばす場面を出す前に、紙を折るところから始めているのがツボ。非常に丁寧に導火線を用意している。 ☆明日の君と逢うために OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=g8qckCFaNQo
冒頭の木に寄りかかっている女の子。
遠景から後姿を映して注意を誘い、カメラがズームアップしていく、そのまま空に上昇しながら滑っていく、そのすれ違いざまに女の子が振り向いて顔のアップが映る。
とても印象に残る演出だと思う。
途中のデカすぎる女の子はご愛敬。 『恋愛0キロメートル Portable』新規OPムービー
ttps://www.youtube.com/watch?v=QneanM8_LaE
画面切り替えの演出、モーショングラフィックが巧み。
のみならず、動きの心地よさというのかな、緩急が効いている。 ☆『オトメ*ドメイン』オープニングムービー
https://www.youtube.com/watch?v=piSLPUjwPdQ
モーショングラフィック表現と、SDキャラの漫画的掛け合い。
意外と相性が良いのが発見だった。 ☆ハンサムケンヤ とおりゃんせ
https://www.youtube.com/watch?v=2oF8gnRIUdY
鮮やかな和紙を張り付けたような色彩と、都会のビルディングとの符号。
全編に散りばめられた緑が統一感を生み不安感を煽る。
サイケな感じが素敵。
実写のみのパートはやや弱いかな。 ☆ハンサムケンヤ テヌート
https://www.youtube.com/watch?v=cjSkAYn7dt4
創作の苦しみと恋愛の悩みをミックスしたストーリーが展開する。
絵と実写の融合がお上手。
オチには微笑まざるを得ない。 ☆ハンサムケンヤ - ランダム
https://www.youtube.com/watch?v=AIk19cEWr3k
漫画の舞台を次々に変えて、遂には縦断していく。
パラパラと変わるのでストーリーはわからない部分があるけど、定番のネタなのでなんとなく掴める。
デジタル漫画的な試みとしても面白い。 ☆ハンサムケンヤ「黒う白」
https://www.youtube.com/watch?v=fnt3wGH2a_k
歌詞と共にハイテンポに変化する映像が潔くも気持ちいい。
白と黒の真ん中に体を合わせるのが可愛い。 ☆All Persona 4 Openings: 2008-2015
https://www.youtube.com/watch?v=U9haPthELro
お洒落な音楽とデザインと色彩。
にも拘らず、これはお洒落かと疑うような場面、例えばあくびをする、携帯をぽちぽちする、眼鏡をかけると言った場面がクローズアップされたりする。
が、これらのお陰で、洒落た感じに伴う気障っぽさへの不快感を軽減しているように思う。
アニメ化する際に省略されがちな何気ない日常の所作が、新しく映る。 ☆思い出は億千万
https://www.youtube.com/watch?v=mb2sX76tZwU
レトロブーム、例えば東京タワーやオールウェイ三丁目の夕日などには、懐疑的な世代の自分だけど、こういうのはわかる。
ウルトラマン、ファミコン。
確かに思い出の子供時代を形成していたものだし、懐かしいものだ。
こうした失われてしまったもの。
例えば本作の熱っぽいロック、それを支えていたFlash文化、ニコニコ動画なども、僅か十年ちょっと前とはいえ、帰ってこないものの象徴のように思える。
つまり、何だろう、思い出として残るもの、しかし形は消えていくものは、現在進行形であり続ける。
その何かしらを今のうちに書き留めておきたいというのが、レビューをしている動機にあるのだろう。 ☆むねキュン☆にゃんこ!
http://sv.kerosoft.com/~okkunet/mknyanko.html
可愛らしさの追及は、あざとい程に深い。
が、こびも躊躇いも恥じらいも感じないその作風には、一本芯が通っている。
子供が喜びそう。 ☆探偵 神宮寺三郎 夢の終わりに OPENING
https://www.youtube.com/watch?v=SZ45bFkjvIo
サイケで妖美な映像。
夢のような過去のような出来事に、その後どうなったのかの謎かけをする。
目で語る、ことが出来ている。 ☆サクラ大戦3 OP
https://www.youtube.com/watch?v=yL9fXYjrpWQ
超高予算オープニング。
きびきびと動くアニメーションと、アニメと3DCGが融合したロボットシーンが見事。 ☆コーポにちにち草のくらし
https://www.youtube.com/watch?v=ArpCGi2dbro
もう帰って来ない、みんなで楽しかった日々。
微妙な哀愁とビターテイストを伴って、静かに閉じられる物語だ。
時間経過を映像的アプローチで表現することに苦心の跡が見られる。 ☆FF10 HD 異界送り
https://www.youtube.com/watch?v=Jf7jVaeCC_I
艶めかしい。アジアンテイスト、個人的にベトナムを想起する、と和の融合。 ☆逆転裁判 6] ~ Dance of Devotion
https://www.youtube.com/watch?v=ffIk-RP_0xo
逆転裁判6より御霊の託宣。
死者の死ぬ寸前の映像を読み取ることのできる巫女の儀式。
と、明らかにFF10のパクリ、もとい大きな影響を受けている。
しかし、FF10と比べるとバックミュージック、厳かな雰囲気、独特の余韻、世界観と統一感など、劣化している。
元ネタの素晴らしさに、改めて感じ入る。
ゲーム中これと全く同じムービーが五回ほど繰り返される。流石にボタン一つでスキップできるが……。どうした逆転裁判!? ☆カラスは真っ白(A crow is white) "HIMITSUスパーク"
https://www.youtube.com/watch?v=h_26_gR7Vs8
スパークしている。
探求する、戦う科学者と言った体。
サビの疾走感に中毒性あり。 ☆Ohayo (オハヨウ) Satoshi Kon
https://www.youtube.com/watch?v=qYUFBnAmK28
精緻な小道具、生活音に支えられたリアリティ。
色っぽいシーンを映すのだが、女性は他者の目線を気にしていない無防備さ。
それが却ってエロチック。
何気ない生活の一場面だが、テレビニュースでテロ事件を映す物騒さ、一方で何事もなくあくびをする距離感が良い味を出している。 ☆少年と魔法のロボット
https://www.youtube.com/watch?v=j3Ua2ByrDQQ
先端科学の象徴のロボットと、郷愁のセピア色漫画の取り合わせの妙。
電子音で軽快に、少し温かい余韻を残す。 ナミ屋雑貨店の奇跡
読了。
タイムリープものなのだけど、やはり引っ掛かる矛盾があった。
物語を一から追っていくと、
奇跡の起こる場所Aへ来た→奇跡を起こす→奇跡の起こった結果、事件が起こり、Aへ来ることになる
っていう、矛盾が残る。
何だろうね。
少し考えると感動って作りなのはわかるのだけど、良く考えると納得できない、っていうのが、なおさら共感できないというか。
もやる。「昨日の僕とデートする」、程じゃないにしても、泣ける、感動、ファンタジー、で、何だかそれで胡麻化しているようなのは余り好きじゃないなぁ。何だろ。
タイムトラベルもので良いと思ったのは何だろう、となったら。
「リプレイ」
これは本当に上手くできている。
最終的に、時の矛盾を一切残さない劇終が鮮やか。
話も、最初に人生をもう一度やり直せるのなら、というありがちな話(未来も知っていて、過去から始まるとなるならそりゃ富豪になるわな)を持ってきて。
そこからの捻りが、設定の追加が、展開が面白い。
個人的に、自分の未来を知っているタイムトラベルを世間に公表したらどうなるか、その行く末は、タイムトラベルの原理は解明されるのか、の持っていきかたに涙を誘われる。
「ドラゴンボール 人造人間編、セル編」
殆ど思い付きのまま、設定が追加されていくように思えるドラゴンボールだけど、奇跡的にピースの嵌め方がしっくりくる。
(「精神と時の部屋」とか、すっごく後付けなんだけど)
未来からやってくるトランクス。
彼は過去を変えようとする。しかし、それで彼の未来は明るくなるわけではない。IFの「もしかしたら」の未来が、枝分かれし、生まれるだけだ。
主人公を未来の薬で生き延びさせても、彼の世界では主人公は依然死んだまま。変わらない。
この設定が非常に上手い。つまり自分の世界を良くしようという動機よりも、在りうるべきもう一つの世界に平和をもたらせばという犠牲的、悲壮な決意をトランクスに漂わせる。
じゃあ彼の未来はどうやって救われるかというと。
その繋げ方に唸るものが。 ナミ屋雑貨店の奇跡は読んだことがあるけど、そこまで深くは考えなかったなぁ うん、どうも考え過ぎちゃうんね。
ナミ屋雑貨店のオーナーが、病身をおして一日だけ帰りたい、そこで奇跡が起こるって知ってるからというのにも、何か理由がほしくなったり。
感動ものだと斜に構えてしまうというか、損な見方をしてるな。自分。 ☆がんつけ
http://29g.net/html/120106.php
緩い居酒屋の場面と、テンポよく進む後半。
音が黒曲も含め、ちょっと変わっていて、楽しめる。
妙に可愛らしく、微笑ましい。 ☆スラムダンクQoo
http://29g.net/html/121112.php
キャラの選択が面白いなー。
この一昔前のカッコいい曲に、等身大の元アニメと脈絡もないキャラの取り合わせ。ロボットの先行者が好き。
黒曲に黒キャラと、著作権がなんぼのもんじゃいな作風で、でもこういうの、もう帰ってこないよ、的な一つの時代を映す。 ☆ポレットのイス
https://www.youtube.com/watch?v=l03lLXvUx7k
物言わぬ椅子。
しかし、寄り添い続け力付けてくれる彼には、人情味を感じる。
木の椅子、壊れやすい椅子、というのも手作りの温かさを形作る。
アニメとしても静と動のメリハリがあって、感情移入の余地を大きく残す。
自分がファンタジーに求めるもの、それは奇想天外なもの、と言うよりも日常を少しだけ変えてくれる魔法、後押しのようなもの、なのだろう。 ☆のらねこ日和。12/25 クリスマス
http://noraneko-studio.com/flash/nb/12-25.html
笑うというほどではないけど、クスリとくる四コマ漫画のような後味。
これはFlash板のFlashとして、本当に「らしい」作品。
コマで進んでいくのもweb漫画的なアプローチだし、途中の分岐はワクワクする、Flashらしい仕掛け。
今ではすっかり見なくなったアスキーアート、それも定番を用いた作りは2chFlashらしさが漂う。
季節ネタを扱う、それ自体がタイムリーな時を連想させるし、それをシリーズ化して連作しているのも嘗てのFlashブームの熱を感じる。
個人ホームページを動画の発表の場にしていたのもFlash板的。
http://noraneko-studio.com/flash/nb/
という、一時期の2chFlashブームを象徴する大枠を持ちつつ、Flashだから出来た、Flash板だからこその要素が光る。 誰でも自分PCで稼げる方法など
参考までに、
⇒ 『政道のゴウイウセレイイ』 というHPで見ることができます。
グーグルで検索⇒『政道のゴウイウセレイイ』
JWZ1ULF8TV ☆空想少女
https://www.youtube.com/watch?v=YJi8zw2YvWg
豊かに広がるイマジネーション。流れるように展開する動的な魅力を、わずかながらも常に動き続けるカメラの刺激が補佐する。
適度にグロい。物質の中身をさらけ出すかのような生々しさがありつつ、嫌悪感を生む色彩や血などを排除している。
破壊を持ってくるが、死ではなく、本に、活字と絵に閉じ込める方向に持ってきたオチが洒落ている。 ☆ポックの友達
http://hanamushi.jp/flash/poc01.htm
ちょっとした余興程度のインタラクティブかなと思っていたら、かなりゲームしているので驚いた。
ゲームの難易度は、いらいらしつつも、クリアまで鮮やかに導かれたので、絶妙なラインにあるのか。
東欧的なグラフィックデザイン。
なので、日本語で綴られるのに少し違和感。
言葉を排して、映像だけで、より感性に訴える方向だったら面白いかも。
前半の最後に、選択肢的に木の実を取るか友達を取るかな感じがある。
ここで、ゲームで綴られるストーリー的な醍醐味が出たと思う。 もやもやとしたので吐き出す。とろとろの吐露。
バトン・トゥワラー
シェーン・マーティン著 村上春樹訳 を意訳
若いバトントゥワラー。わたしは幼くして頂点を経験し、怪我で失意を経験する。差別や偏見を持たれる職業だが、違う。
わたしは大会を九連覇した死の病にいた夭折のバトントゥワラーと話したことがある。彼女が言うには、バトンを投げる際に、空を割って神を見た。
冬至の日に集まる人知れぬ集いがある。そこでわたし達は雪の中で裸になり、カミソリを埋め込んだバトンを放り投げる。流れる血が雪に滴るのにわたし達もまた神を見る。
わたしが語り終えた後、最後にバトンが置かれる。あなたがこれを受け取ってくれるように。 見方1
創作の神髄を語っている。世間から認められるとは関係なく、何かを極める。クリエイトは冷たく痛みを伴うものだ。そしてそこには偉大な先駆者や友もいる。一人きりではない。バトンを受け取って、神へと向かうのはあなた次第だ。
見方2
酷い。難病と闘いながら世間でも成功したAという人物が見た神は、確かに存在するかもしれない。しかし、それが冬至の集いで主人公が見た神と同一のものかは別の問題だ。
ここには、Aという人は凄い、Aと同じものに所属しているわたしも凄い、私たちも凄い、あなたも私たちに加わって凄くなって。
という甘すぎる論理の飛躍がある。私自慢ならいいんだよ。私のアイデンティティーとか、自分探しなら、勝手にどうぞって感じだ。しかし、それに加わらないあなたは損な人だ。私たちに加わって。という無邪気な信心、布教活動に至ると、抵抗がある。
なんだかAを侮辱されたかのような憤りまで感じる。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています