まあ、この医療費控除の件だが、実際今年3月の実例だよ。
サリドマイドという医薬品があるんだが、日本では手に入らない?らしく個人輸入するんだよ。
手続き、振込みすべて本人(奥さん)が行っていた。奥さんは役員報酬で200万くらいは収入がある。
で夫は代表取締役で所得税の税率も37%だ。
夫も持病を持っていて頻繁に医者にかかるので確定申告時期に医療費の領収証の束を持ってきた。毎年の事だ。
全部夫の医療費控除にしてくれと頼まれた。
で俺はサリドマイドの振込み明細みて「これは現実、奥さんが支払ってるので無理ですね」と
医療費控除の趣旨を説明し、万一調査があって反証されでもしたら言い訳出来ないです、と説明したら納得したよ。

正しい行動だと思う。
これを俺にかみついてる無資格君は、「お金を立て替えたことにすればOK」といい、
これこそがクライアントのため、そしてこれが実務という。
そもそも医療費控除が「支払者限定」だと言うことも知らず「同一生計ならOK」と勘違いしてたくせに
「要領が悪い」とか「実務では」とは「税務署と暗黙の了解」とか、無知もほどほどにした方がいい。
今までその場しのぎの実務しかやってなくて、会計や税法の正式な勉強もしてない、ある意味怖いもの知らずなんだろう。

危うい処理も、クライアントとの力関係上せなアカン時もあるだろうが、
クライアントなど税務調査でもあれば「税理士事務所の指示でやりました」と平気で裏切るぞ。
反証されて困ることはすんなよ。
していいことと悪いことのボーダーを引き間違えるな。