物品税ってのは、後付けで税率が指定される。
つまり、新製品が出た時はどんな贅沢品も無税。
法律的にこれはどうしようもない。
だから高額な新製品は金持ちしか買えないけど無税、
それが贅沢品と認知されてから初めて税率がつくので、
すぐにそれを買えない庶民が貯金をコツコツとして
それを買おうとした時にはすでに税率が付けられている。
また税率が付く前の駆け込み需要が出来るのも金持ち。
だから、公平のようでいて実は逆進性があるんだな。
最近(といっても20年以上前だが)の例では、パソコン
が挙げられる。金持ちはどんどん先に買っちゃった後に
ブームが来て(当時は「マイコン」と言われていた)、
庶民が金を貯めてやっと買おうという機運が出てきた時
には15%の税金がかけられてしまった。
まあマイコンなんて、どんどんグレードアップの新機種
が出たから、あまり逆進性はなかったけどね。

あと、贅沢、非贅沢の線引きが難しいこともある。