Q10.パートナーです。かかえているクラインとが多すぎて十分な手続をするための
アサインも確保できない場合、どのような対応すればよいのでしょうか?
A10.監査報酬を十分にもらえないクライアントには値上を要求してください
。値上を拒否された場合には監査契約の解除を申し出てください。
また、十分な手続をするための時間の確保できないクライアントも問題ありますので
たとえ十分な監査報酬がもらえるとしても、契約は解除してください。


以上、10のQ&Aを記載しましたが、みなさんにはクライアントファーストの意識が強く感じ
られます。確かに報酬をいただいている立場もありますが、残業規制の順守・十分な手続き
をする時間の確保ができない場合は、勇気をもって契約を解除しましょう。
欧米諸国では監査報告書は監査手続きが終わるまで発行しないことは周知のとおりであり、
わが国にも同様でありますが必ずしも守れているとはいえません。
また、今後は上場企業に関しては社会の信頼に応える監査ができるように監査報酬は
協会・東証が一元的に交渉する案も出ておりますので、ロストを心配せずに
プロフェッショナルとしての矜持を保ちかつ守しな残業規制も遵守しながら監査業務に
従事ください