>>438

>>434 の違いの出る例で提示された問題が、
隔てられた点光源が見えなくなるという意味なら、
DOF との直接の関係はないと思う。

ピントが合うということは、
物体から拡散した光がカメラのレンズのどこを通っても、
撮像部(正式はなんて言うんだっけ)で一点に交わるということ。

従来の3DCGのような理想的なピンホールカメラなら、
物体から拡散した光の束の中からたった1本の光線だけが
ピンホールの穴を通って撮像部に到達するから、
その1本が射影物で隔てられれば写らなくなる。

一方、現実のカメラはある程度大きさのあるレンズを使ってて、
物体から拡散した光はたった1本だけでなく、
広がりのある束になってレンズの至る所を通り一点で交わる。

その物体とカメラとの間に小さな遮蔽物がある場合、
物体から拡散した光の何割かはその遮蔽物に隔てられても、
残りの何割かはカメラのレンズに到達し、一点で交わる。

この場合、先の状態よりも到達した光の量が減るから、いくらか暗く写る。
(ピント自体はあってるから、ボケはしない)

これは >>429 のように少しずつずらしてレンダリングすれば、
うまく表現できる。