>>595
>いや。duck typing とは言わないけれど、

引用した論文は静的型付け言語における継承の意味論モデルに関する内容であり、
duck typing や interface とは直接的に関係してない
Smalltalk における継承の意味について、Effel は Smalltalk と同じように柔軟だけど型安全ではなく、
Modula-3 や C++ は型安全だけど Smalltalk とは意味が異なる
この論文では、Smalltalk と同じ継承の意味を持ちかつ安全な新しい意味論モデルを提案している

まったく無関係な論文を引用して、いったい何を言いたいのか意味不明だね


なお、ここで言う「継承の意味」とは、具体的には Smalltalk の疑似変数 self や super のこと
たとえば Smalltalk と同じ意味論を持つ Ruby では(Smalltalk と同様な)疑似変数 self と super を持つ
それに対して、Smalltalk とは異なる意味論の Modula-3 を参考にして継承が設計された Python では
self や super に相当する疑似変数は存在せず、わざわざメソッドの引数で __self__ を明示しなければならない
結果として Python は動的型付け言語であるにもかかわらず、Smalltalk や Ruby と同等レベルの柔軟な
オブジェクト指向プログラミングができないという言語設計上の欠陥を抱えている

この意味論モデルは、以下の論文で詳細に解説されている
http://www.cs.utexas.edu/~wcook/papers/thesis/cook89.pdf