>>67
駄目だな。
仮想関数にしないといけないのと、
それは子が子のままでいられるだけであって、子が親のメソッドを使った後も子で居続けられるわけでない。

> 実際に取得する型が親クラスに引っ張られないメリットを享受できる
> 自分自身の型を返す関数を定義する時など、親クラス固定だと、受け取った側でのキャストが面倒ですしね。
> http://cpp.aquariuscode.com/covariant-type
やはり既知の問題ではないか。

(C++しか使ったことがないなら意味が分からないと思うが)
JavaScriptの場合はクラス階層とインスタンス階層が分離しており、
各インスタンスはクラス階層を派生させてを作る。
だから元々親階層のメソッドから子階層のメンバ変数を参照出来るし、それがデフォの使い方だ。

クラス階層とインスタンス階層は文法的には違いが無く、クラスも継承出来るが、インスタンスも継承出来る。
これを上手く使えば、メモリを大幅に節約することが出来る。
C++にはこの記述能力がない。
理由はクラスとインスタンスが明確に分離しているからだ。

JavaScriptの挙動をC++用語で言えば、
thisが常に仮想thisであり、メンバ変数は全部仮想メンバ変数となっている。
だから親のメソッドを使っても派生型のままであり続け、自由にメソッドチェーンが出来る。

ただしここら辺はやや宗教的でもある。
親クラスの関数が派生クラスの変数を操作することを「仮想this」で実現するなら、
型安全ではなくなってしまう。
ただし実装は、単一継承の時には単に型チェックを外すだけと、極めて簡単であり、やる気だけの問題だ。
(ただしC++の場合には多重継承があるので若干問題がある)
なお、型安全を取りたいなら、仮想thisではなく、仮想メンバ変数で実現する事になる。
こちらはC++でも問題はない。(ただし動作速度が遅くなるが)