型の「昇格」や、2項演算子における型の「統一」も、64bit型が入ったことで複雑さが増した。
普段当たり前すぎて気にしないことだが、
unsigned char ch = 1;
と書いた場合でも、右辺は最初 int 型整数と解釈されるが、型にうるさいC++においても、それよりバイト数の少ない ch に警告も無く代入できてしまう。
他にも、
ch += 2;
とした場合、2は、最初int型と解釈されるのに、それよりバイト数の小さい ch に何の警告も無く足せてしまう。
これらで警告が出たらコーディングの手間がかかり過ぎるためそうなっているとは分かるが、型安全なC++においては背後にどういう仕組みがあるのかと思ってしまう。