MSVに登場する、ジオン公国軍の試作型ニュータイプ専用MS(型式番号:MSN-01)。
「サイコミュシステム高機動試験機」とも呼ばれる。ニュータイプ用MSの型式番号である「MSN」を付けられた、初めての機体でもある。
サイコミュ試験型ザクでは、MAのような高速、高機動時のサイコミュ運用試験ができなかったため、急遽、MS-06Zの2号機を改造したもの。
MSの両脚部分を大推力の熱核ロケットエンジン2基に変更し、高速運用時におけるサイコミュ試験、両腕の有線式メガ粒子砲の動作試験などを行えるようにした。もはやザクの面影は頭部を除いて残っていない。塗装は各所に赤色のラインが施された白系統。
ただし、急遽行われた改造のため、推進装置の燃料積載量までは考慮されておらず、高い機動性能とひきかえに稼働時間が極端に短かった。
このために後のジオングは、以上の結果から得た試験データを活用しつつ、新たに設計されることとなる。 劇場アトラクション「ガンダムクライシス」では、青紫色に塗装された当機が、連邦軍が占拠して間もないソロモンに襲撃する姿が確認されている。