ひと昔前は書店の新潮文庫のコーナーに行くと、
宮脇作品がたくさん陳列してあって、僕は同じ物書きとしてうらやましかった。
でも今は白糠線北進駅のように、宮脇作品は跡形もなく消えてしまい、
読者の心の中に残るだけである。
なぜ宮脇作品は新潮文庫で生き残れなかったのか、
1.男尊女卑
2.過去の美化
3.後期の取材不足
こんなところが、絶版という判断になったのだろうと見解を述べておく。