「世の中に人の来るこそうれしけれ とは言ふもののお前ではなし」ね。

その内田百閧ヘ、師匠の夏目漱石がアポなしで訪ねてきた客を
居留守で追い返そうとしたが、あまりにもしつこく食い下がるのに業を煮やし、
「いないったらいないんだよ」と漱石自ら玄関先に立って追い返した話を紹介している。