http://bunken.rtri.or.jp/PDF/cdroms1/0001/2017/0001004145.pdf
磁気抗力の値、シミュレーションだけど、
図3(b) 速度−磁気抗力、図6(b)超電導磁石起磁力ー磁気抗力
改良型の500km/h走行時で台車あたり1.1kN(112kgf)。
16両編成でSCMは17組あるので18.7kN(1.9tf)。
編成重量420トンの0.45%ですね。従来型でもその倍程度。登坂5‰相当。
420トンの牽引力が余分に必要なんてアホな話はない。
エネルギーで言えば、500km/h走行時18.7kNを進行方向に与え続けるには、2.6MWくらい必要。
JR東海が公開している500km/h巡航時消費電力3.5万kWの7.4%くらい。
実際には推進を賄うリニアモーターの効率があるので、仮に80%とすれば9.3%程度となる。
また、空気抵抗はこの効率なら233kN程度。

しかし浮上機構は低速では効率かなり悪い模様。電力逼迫時などで300-400km/h走行が必要な場合のために中速走行時の効率が上がるといいなと思ったりする。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ieejjournal1994/123/7/123_7_406/_pdf
鉄輪新幹線は、700系の300km/h走行で空気抵抗78kN、機械抵抗40kNの模様。
この速度で既にリニアの浮上磁気抵抗の方が鉄輪の機械抵抗より小さい。乗客数を考えても。
無茶な近似だがこのグラフを500km/hまで伸ばせば空気抵抗216kN、機械抵抗60kN。
走行抵抗は比べる意味ないとして、空気抵抗ほぼ同等だけど、乗客数を考えるとリニアって意外と空気抵抗高い・・・