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ATS−Sxには、2種の強制停止周波数があり、これを利用して時素で過速度ATSを構成するが、
さらに、この過速度ATSを多段にして、過走防止装置(Y現示速度以下)、過速度防止装置(〃以上)を構成している。

ロングは55km/h制限以下の過速度ATSにも使ったが、警報のみで、強制停止はない。
確認ボタンで無条件にクリアされてしまう。

130kHz(127.3kHz)=警報のみ。確認ボタンでクリア。
123kHz=無条件強制停止。(ATS-SN:全JRに採用)
上記2周波数は、列車検出コイル(地上子)からの時素で、過速度ATSを構成。
108.5kHz=2基通過の時素で過速度ATSを構成(ATS-ST以降:東海以西に採用)
以上、2種とも、過速度ATS多段(3段〜実質5段)で過走防止装置を構成する。

国鉄JR系のATSは、停止信号基準で設置される方式であり、ロング600m以内に中間現示信号が置かれることも多々ある。