事故当事者による原因調査で、重要な事故原因が秘匿されて避けられた可能性のある似たような事故例。
東海道線鶴見事故1963/11原因を「競合脱線」と強調して、多数の要因を平板に並べて、その寄与度と、
運行前試験省略で欠陥をみおとしたことを明らかにしなかったことで似かよった事故を繰り返させている。

大惨事の引き金となったワラ1型が脱線した主要因は、
1).曲線出口緩和曲線部=カント低減部の平面捩れによる外側前車輪の輪重抜け、
2).軽荷重時の走行不安定が、ワム60000類似車種として就航試験省略で把握できず、
  運行開始後の目立つ不安定走行も、リスク集約できず
であったが、報道には出てこず、以下など多岐にわたる改良で脱線防止策とされた。
真因を隠したのだ。
3).N型踏面&フランジ角、採用
4).脱線防止ガード設置基準の厳重化
5).2段リンク式に統一(旧型貨車廃車)→ワラ1型は2段リンクであり、それが原因ではない
6).ボギー台車板バネのコイルバネ化・・・・・・・・。 (続)