交通反則と刑法犯を混同している人が多いんだよね。
交通反則は、警察官が反則行為を現認したらその場で切符を切れるけど、
これは交通反則だけの話し。

普通の刑法犯を処罰しようとすれば、実況見分をやって警察官が調書を作成、
そして検察庁へ送致(いわゆる書類送検)し、検察官が改めて被疑者から事情を聞く。
起訴相当と判断されたら裁判所へ起訴される。
そして法廷で審理され、判決が出される。

つまり、普通の刑法犯は、交通反則で切符を切る感覚で気軽に立件はできない。
「他人の土地に入った」というだけで実況検分→送検→裁判をやっていたら、
警察官や検事、裁判官が何人いても足りない。