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業務停止になったのはどこの会社?


「京王に限らず、大手旅行代理店には、『マルス』と言うJRの発券端末があります。
そこでは、やむを得ない事情による払い戻しをいちいち行うのは煩雑なので、とりあえず無料で発券する、“0円発券”が可能です。

 今回の不正はこれを利用していました。0円発券を行い、乗ることが確定したら有料発券に切り替える“発行替え”をするのが通例ですが、それをしなければJR側の売上に計上されることはありません。
例えば100人の団体ツアーなら、50人分はきちんと発券し、残りの50人分は0円発券で乗ってしまう。すると、50人のお客さんが支払った代金が丸々儲けになるというわけです。

 万が一、車掌に見とがめられた時に備えて、添乗員は必ず有効期限3カ月の『指定席回数券』を携えていた。
“もしも”の時はそれを見せればいい。旅行代理店の立場を利用した周到かつ悪質な手口です」