鉄道会社の主張通りだとすれば精神障がい者が本来の運賃はおろか身体障がい者や
知的障がい者の割引分まで負担していることになる。誠に遺憾である。福祉を受けるべき
立場の人間が受けられないだけならまだしも他人の福祉のために経済的な負担を強いられる
など言語道断である。

もっとも精神障がい者は一番新しい一方で一番人数が多いとのことである。
そのため対象化すればかなり「障がい者」の人数が増えることになる。
福岡市の制度改悪もおそらくこれが原因である。しかし身体障がい者や知的障がい者に
今まで通りの福祉を提供出来なくなったとしても精神障がい者だけに泣き寝入りさせる
ことがあってはならない。身体障がい者や知的障がい者も逆だったらどう思うか考える
べきである。名古屋市も敬老パス含め検討中なので改悪の可能性がなくはない。
(敬老パスの対象者も年々増加している。今後現在の高齢者が死亡し現在の若年層が
高齢者となることで高齢者の数の減少も考えられるがその頃には今以上に若年層が
減少して比率では依然として高齢者が多く福祉を充実させる予算を確保出来ない可能性も
低くはない。)