和歌山刑務所で受刑者が自殺
2013/04/15

和歌山刑務所はきのう(4/14)、服役していた40歳代の女性の受刑者が刑務所内のトイレで首を吊って自殺したと発表しました。

和歌山刑務所によりますと、きのう午前7時頃、同居する受刑者から「トイレに行ったまま戻って来ない」と通報があり、巡回中の職員が、共同トイレのドアノブにタオルをくくりつけて首を吊っている女性受刑者を見つけました。
職員がAED・自動体外式除細動器を使うなどして救命措置を行いましたが、間もなく死亡が確認されました。
自殺した女性受刑者は、居室棟にある7人の共同部屋で他の受刑者とともに生活していて、部屋にカギはなく、自由に共同のトイレを使用することができたということです。
通常、共同トイレを使用すると、個室のドアを閉めることで、使用していることを示すランプが点灯することになっていますが、今回のケースでは、ドアが完全に閉まっておらず、ランプは点いていなかったということです。
また、刑務所内の巡回は30分ごとに行われていますが、女性受刑者が寝ているのを最後に確認したのは午前3時半頃で、その後、発見される午前7時頃までの間については、寝ていたかどうか、職員がはっきり覚えていないということです。
自殺した女性受刑者の生活態度は良く、健康面にも問題はなかったということですが、便せんに自殺をほのめかす文章を残していたということです。
http://wbs.co.jp/news/2013/04/15/20946.html