常磐線 早期の全線再開を要望へ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20190118/6050004081.html
来年3月までを目標としているJR常磐線の全線での再開について、福島県の浜通りの13市町村でつくる協議会は、1日も早い再開とともに、浜通りと東京を結ぶ直通の特急列車の運行をJRに要望していくことになりました。

JR常磐線は、原発事故の影響で、浪江町にある浪江駅と富岡町にある富岡駅のおよそ20キロの区間がいまも不通となっていて、JRは来年3月までの全線再開を目標としています。
18日は、浜通りの13市町村でつくる「常磐線活性化対策協議会」の臨時総会が南相馬市で開かれ、はじめに、JR東日本水戸支社の担当者が、沿線の除染や帰還困難区域にある3つの駅の復旧工事の状況などを説明しました。
このあと協議会では、今月末に予定されているJRへの要望の内容を決議し、全線再開を1日も早く実現することや、再開後は、浜通りと東京を直通で結ぶ特急列車を運行することなどを要望することになりました。
震災前、常磐線では上野と仙台を結ぶ特急列車が運行されていましたが、再開後、特急列車がどのように運行されるかは決まっていません。
協議会の会長で南相馬市の門馬和夫市長は、「1日でも早く全線開通を迎えたい。民間の関係機関とも一体となって要望していきたい」と話していました。