http://news.livedoor.com/article/detail/16238631/
死んでいても“救出”と呼ぶ
丸野(以下、丸)「よく起こっている人身事故ですが、現場にいる方々の対応というのはどうされていのですか? どんな雰囲気なのでしょう?」

Bさん「運転士は、常に事故が起こることを頭の片隅に置いていますが、やはり顔面は蒼白ですね。
でも、やっぱり人身事故では、遺体はバラバラの場合が多いです。
線路上のご遺体は、保線社員が回収し、車両自体に残っているものは車両担当が行います。
ひどく損傷した車両の場合は車軸部分に巻き付いている場合もあるので、車庫に戻してから車両担当が処理に当たります」

Bさん「この場合、遺体を回収するとは言いません。亡くなっているとわかっていても、“救出活動”と呼びます。
生存反応があるかどうかは、医師が判断するので、回収しているときは“救出”なんです。
昔は遺体のことを“マグロ”と言っていたんですが、もう最近では使いません」