久米明さん死去 俳優 声優として活躍 心不全 2020年4月23日 19時57分

久米明さん死去 俳優 声優として活躍 心不全
数多くのテレビドラマや映画に出演したほか、ナレーターや声優としても活躍し、90歳を過ぎても活動を続けてきた久米明さんが23日、東京都内の高齢者施設で心不全のため亡くなりました。96歳でした。
久米明さんは東京の出身で、終戦後、東京商科大学、今の一橋大学に復学し、演劇研究会を立ち上げて俳優の道に進みました。

その後、演劇以外にも活動の幅を広げ、昭和43年から放送されたNHKの連続テレビ小説「あしたこそ」など、数多くのテレビドラマや映画に出演しました。

ナレーターや声優としても活躍したほか、日本大学芸術学部で教授を務めるなど後進の育成にも力を入れ、平成4年に紫綬褒章、平成9年には旭日小綬章を受章しています。

久米さんはNHKのバラエティー番組「鶴瓶の家族に乾杯」のナレーションを務めるなど、90歳を過ぎても活動を続けてきましたが、家族によりますと、去年体調がすぐれないことからナレーションを降板し、東京都内の高齢者施設に入っていました。

その後も「いつでも復帰する」と意気込んでいたということですが、23日未明、心不全のため亡くなったということです。96歳でした。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200423/amp/k10012402441000.html