新規学卒採用の数学教師が初任でトップ工業高校に採用されて暫く勤務してから
上位進学普通校に転勤したのであるが、教え方は変えていないのに試験成績が格段に
落ちてしまい驚愕!「自分の教育実践の不足」と強く感じて、授業法を研究する仲間に
入って必死の研鑽工夫を行ったのだとか。現実には技術将校上がりなど他の数学教師の
方が授業は粗雑で、威圧して質問を許さないような横着なのも居て、新採教師は授業法に
責任を感じるべき酷い水準ではなかった。責任を感じすぎ。

 真の原因は、授業時間の半数を占める工業科目の大半が解析計算付きで、工高生が圧倒的に
計算慣れしていたことに尽きるが、元工高新任教師は卒業23年後の初クラス会(飲み会)に
参加して、50人余の元生徒を前に開口一番「君たちに謝らなきゃいけないことがある。
今日はそれを言いに来た。君たちの卒業と同時に(著名進学校の)○○高校に
転任になったが定期試験の成績が格段に落ちてしまって、上がらない。教育実践研究の
教師仲間に入って、あれやこれやの工夫をして必死に理解度を上げる努力をするように
なって、改めて新任の高校時代の授業が手抜きであったことに気付いた。大変申し訳な
かった。それなのに君たちみんな解っちゃったから授業の酷さに気付けなかった」
というので大爆笑だった。センセ、それは誤解だって(w。
多数の専門教科の計算に慣れさせられた結果、が真相。(続)