この番組のコンセプトが、行きたいけど行けない人を行けるように応援する、
を基調にしているとして、行けない理由には、経済的理由に限らないのだ、と解釈するなら、
(多くの場合、TV局の取材だからこそ受け入れが可能なものばかり、金があっても、外国人がいきなり訪ねたところで、相手にはされるまい)
日系移民の里帰りも一応の枠内に収まろう

ブラジルの人、経済的にも、仕事の上でも行けなかっただけじゃなく、やはり、長男とのこととか色々あって、それを番組が介在することで、ようやく実現している、そのあたりははっきり描ききれなかったのは、取材対象者のプライバシーの限界に触れたからかもしれない

コンセプトの別の柱には、日本人が気がついていない日本のよさを
外国人の目を通じて再発見させる、ということもあり(モノを見せつけてる、というのは少々意地悪な解釈かと)、その点でも
日系人ならではの視点からの提起は成立してるのでは?

ただ全体的に、今回に限らず、お涙頂戴風のつくりになるのは、
どうなんだろ?
もう少し、冷静に異文化交流を描けないものかと思っている