>>292

あくまでも、私の友人や知人で国家公務員総合職試験に合格して入省し、
いわゆるキャリア官僚として任にあたっている者についての知識に基づき、
かつ、私が佐川氏のことを知らないことを前提にして回答する。

まず、出身高校で有利不利になることはない。
学内には筑駒、開成、灘等の進学校出身者は多いし、
入学後しばらくは、同じ出身校の者同志で「つるんでいる」こともあるが、学年が上がるにつれて、それらの関係は薄れる。
むしろ、(駒場時代の)クラスやサークルでの人間関係が強くなる。

省庁への就職についても、実際の入省者を見ると、出身高校は全く関係ないと思う。
関係性が高い順に、
出身大学、公務員試験の成績、大学時代の成績、その他課外活動等。

上記のうち、前2つは、ほぼ同価値。
上記に加え、面接時の点数は有意だろうが、その効果は、定性的にもわからない。

なお、年齢については、いわゆる「2年遅れ」までは、絶対的に不利にはならない。
もちろん、留年や浪人歴はない方が良いのだろうが、あくまでもマイナスアルファという位置付け。

入省してからは、公務員試験の成績と仕事面での掌務能力が、キャリアに影響する模様。

サークルの先輩の例になるが、出世頭の人は、富山県の進学校を卒業し一浪して文科2類に入学し、
教養学部の某学部に進学・卒業後、財務省に入省し国際局に配属され、その後、世界銀行への出向や財務大臣秘書官を経て、現在は主計局で主計官をしている。
他方、いわゆる御三家の某高校を卒業し、現役で文科1類に入学し、そのまま法学部に進学し、在学中は「全優」を取った人は、
財務省に入省し主税局に配属されたが、その後のキャリアは、そう華々しいわけではない。