来週のノンフィクションは

主人公は人生半ばにさしかかり苦悩する男女▽一流会社を辞めてまで挑戦しようとする男の焦り▽まさかのリストラの危機に喘ぐ女▽悲惨な過去と向き合う男▽彷徨の果てに

東京・品川駅港南口。午後6時、多くのサラリーマンが家路につく時間帯にもかかわらず、とあるビルへ向かう大人たちがいます。そこは、何と、ごく普通のサラリーマンを対象にした大学院。
男性も女性も学生の多くは、30歳以上の社会人です。 そこに通う大学院生の一人、小林等さん、38歳。一流大学出身、大手旅行会社に勤めるエリートサラリーマンです。
しかし、気がつけばもうすぐ40歳。このまま会社にいても先行きが見えない時代、これからどう生きていけばいいのか悩んでいました。
そんな中、小林さんは、ある突拍子も無い行動に出るのです。それは、一体‥?
大手機械メーカーに勤める三宅理恵さんは、47歳で独身。国立大学を卒業後、就職氷河期の時代に入社した勝ち組の世代です。同期の女性が結婚、出産していく中で、仕事一筋に歩んできました。
しかし、入社25年目にして、予想もしてなかった突然のリストラの危機が三宅さんを襲うことになるのです‥。
大手機器メーカーの五十嵐侑一さんは、51歳。ある事情で大学には行けず、高校卒業後は、アルバイト生活を続け、苦労の末、大企業に転職した努力家です。
にもかかわらず、五十嵐さんも悩んでいたのです。それは、思い出したくない過去をどう自分なりに納得させるのか。そして、ついに、五十嵐さんは、ある場所に向かうのです。 それぞれの人生に悩み、もがき苦しむ3人の男と女の姿を描きます。