★「無添加の食べるスープ」3万杯に汚染米

・接着剤メーカー「浅井」(名古屋市)が汚染米を不正転売した事件で、スープ専門店
 チェーン「スープストックトーキョー」が昨年5月から同年7月にかけて販売したスープ
 「東京参鶏湯(サンゲタン)」に、浅井から流通した農薬メタミドホスに汚染されたもち米が
 混入していたことが17日、農林水産省の調査などで分かった。

 スープストックを運営するスマイルズ(東京)によると東京、岐阜、愛知など1都5県の
 41店舗で、汚染米が混入した約3万杯を販売、消費された。健康被害の報告はないという。
 スマイルズの担当者は「農水省に言われるまで知らなかった。消費者には迷惑を掛けた」と
 話している。

 同社などの説明では、参鶏湯の製造を委託していた食品製造「キスコフーズ」(東京)が
 作った冷凍食品のスープ約7500キロの材料に汚染米約320キロが混入していた。
 キスコフーズは、食品原料卸会社「杉山商店」(静岡市)から汚染米を購入したという。

 スープストックは「無添加の食べるスープ」をコンセプトにして関東、東海地方を中心に
 現在、50店舗を展開。健康志向が強い若者の間で人気を集めている。

 http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20081017-420100.html