吉本興業の「闇営業」問題が膠着状態に陥る中、同社所属の人気芸人と、反社会的勢力の新たな接点が浮上した。

2017年『キングオブコント』王者である漫才コンビ「かまいたち」の山内健司(38)が、
暴力団関係者との繋がりも報じられている仮想通貨トレーダーに“師事”し、利益を得ているのではないかとの疑惑が取り沙汰されているのだ。

山内は、吉本のお笑い養成所「NSC大阪」の同期だった濱家隆一(35)と2004年にコンビを結成。
翌年から4年連続で『M1グランプリ』の準決勝まで勝ち上がり、2007年には『ABCお笑い新人グランプリ』で最優秀新人賞、
2008年には『上方漫才大賞』の新人賞を受賞するなど、輝かしい実績を残している。

「優勝した2017年のキングオブコントでは、準優勝した男女コンビの『にゃんこスター』のほうが売れっ子になった。
せっかく優勝したかまいたちは、芸人として売れる最大のチャンスを逃してしまいましたが、
山内の特異なキャラと作り込まれたネタが評価され、じわじわとテレビ出演も増えています」(芸能記者)

山内はキングオブコントの賞金を「仮想通貨にぶち込む!」と宣言したほどの投資マニア。
仮想通貨取引所の広告で“仮想通貨漫才”を披露するなど、投資家の間でも知られた存在だ。

「580億円分の仮想通貨が流出した“コインチェック事件”の際、吉本芸人が多数、被害に遭ったことが話題になりましたが、
山内は芸人仲間に仮想通貨への投資を広めた第一人者。しかし、多くの芸人が損失を出しており、
相方の濱家や、とろサーモンの久保田かずのぶが番組などで『山内に騙された!』と怒りの発言をしているんです」(同)

そんな山内が頼っているとされるのが、「総資産50億円」を公言する仮想通貨トレーダー・KAZMAXこと吉澤和真氏(30)だ。
「主にビットコインのトレーダーとして彗星のごとく登場し、ツイッターで人気を集めると、月額3万円の有料オンラインサロンを開始しました。

ネット上で、仮想通貨の相場の動きを予測し、会員に売りや買いのタイミングをアドバイスするわけです。
こうしたサロンの中でも3万円というのは高額。それにもかかわらず、“生徒”が5000人以上集まり、
KAZMAX氏の一声で相場が動くほどの存在感をみせるようになっていた」(経済誌記者)