>>112
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makeは,英語としてはこなれていないかな。
一般的に,peaceと相性の良い動詞は,bringだろうね。
あと,これは日本語の問題だが,「和」という1文字が,peaceの意味を持つのだろうか。
「平和」ならばわかるが…。この辺りは,良くわからない。

それから,makeだと使役動詞の意味が強すぎるようにも思える。
使役動詞の代表として有名なのは,make,let,haveだが,左ほど使役の意味が強くなる。
letと言えば,The Beatlesの'Let It Be'があまりにも有名だが,この辺りから意味が中立的になる。
(なお,より強い意味を持つ使役動詞として,orderやcommandがある。ここまで来ると命令レベル。)

orderと言えば,英国のBBCは,「令和」の英訳として'Order And Harmony'を挙げたそうだ。
個人的には,この英訳は,(クラシック音楽の)現代音楽のタイトルのようで,大変格好良いと思う。
もっとも,政府の意には沿わなかったようで(笑),外務省は,'Beautiful Harmony'の意である,と説明している模様。
しかし,語学力がある省員が多くいるはずなのに,この英訳はセンスがない(笑)。

但し,BBCの英訳にも今一つの点がある。

まず,'Order And Harmony'として,orderとharmonyを並列にした点。
「令」は「和」を修飾する接頭辞ではないだろうか。
次に,「令」をorderと訳すのは,政府の意図とは異なるだろう。
最後に,「和」は,政府の説明を聞くと,「和の状態にある」ことを指しているようなので,
harmonyという抽象名詞も,英訳としてはふさわしくないように思える。

私ならば,以上の点を考慮して,「令和」の英訳としては,'Nobly Harmonized'とすると思う。

なお,文法等の誤りの指摘や,より洗練された表現の提示は,遠慮なく。
「相応の知識に裏付けられた」コメントは,いつでも歓迎する。