Linuxはもともと20年以上も昔に考えられたOSのクローンでしかない。
それがLinuxの正体であり、しかもいろんな部分がバラバラに開発されている。
そのバラバラな点を指してLinuxの有利な点だという人間もいるようだが、
技術革新の点からみると、それは大間違い。たとえば、カーネルを触ったり、
ユーザーインターフェイスをいじったりという統合的な技術革新については、
あんな開発体制ではたいしたことはできはしない。あるいは、
カーネル部分についてはLinus (Torbalds)がコントロールできているかもしれないが、
OSにはその他にもいろんな部分があるから。

Linuxの世界はUnixの世界によく似たところがある。つまり、いろんな派閥があって、
勝手にバラバラなことをしているところが共通している。
そういう状態を有利な点という人間もいるけれど、それを使う顧客の側からすれば、
それでは混乱するばかりであり、その点で我々のほうが優れていると思う。
http://japan.cnet.com/news/maker/story/0,2000047861,20053993,00.htm