だがしかし、昨日だったか、これで何回目かのいやーな体験をした。それはモジラをビルド中に
ブラウズしているときの突如として起こった。モジラのアドレスボックスに表示されている
画面上のアドレスを中ボタンで貼り付けようとしたその瞬間、システムが凍り付いたように動きを
止めたのだ。一切合切だ。なにもかも。
Linuxのことだ、リカバリ方法がないわけはない。そう信じておもむろにCtrl+Alt+BkSpを押した。
Xさえ落とせばあとはコンソールから何とかなるだろう。そう思ったからだ。ところが、その目論見は
もろくも崩れ去る。Ctrl+Alt+BkSpどころか、Ctrl+Alt+Delすらも効かないのだ。
これでは手の施しようがない。
まるで動きを止めたブルースクリーンよりもたちの悪い静止画を前にして、敗北のリセットキーを押した。
しかし、Linuxにも希望はある。新世代のファイルシステムの導入により、システムとしては
ファイルの破損を心配する必要があまり無くなり、あのうざったいファイルチェックがしなくても
良くなったことだ。さぁ、Linuxよ、いつの日かこんなOSまで巻き込んだフリーズなど過去の話と
笑い流せるような、そんな逞しい性能を身につけておくれ。