今月はじめ、職場に古いパソコン(i486DX2の結構ローエンド構成)が入りました。
多分私が運用保守をまかされそうな雰囲気です。業務的にとある構造分析や
シミュレーションなど行う必要がありハードにパソコン系を採用するのは聞いていたの
ですが、搬入されたパソコンのダンホール箱に印刷されていたのはPC-9801という
文字でした。

「うへぇ〜、よりによって98かよ」

NetBSD/OpenBSDインストール不可、Solarisも不可、SATA-HDDからブートできるのか、
今時のLCDディスプレイにつながるのか、FreeBSD9.xは対応してるのか、
今時のネットに繋いでもセキュリティは大丈夫なのか不安はつきませんし、
非メジャーなのでネット上の情報も少なく調べるのも大変です。
おそらく導入に際して、大学など教育機関で最初にそれに触れて刷りこまれた人間が
強気の知ったかぶりをして発言権を得て「俺流」をつらぬき紛れ込ませたのでしょう。

昔、当時、唯一コンソールでの漢字ROMによる日本語表示ができたPC-98は大学など
教育機関に浸透していて、日本のパソコン界に多くのバカを輩出しました。

これから私は、おそらくそういうバカが、makeしてもemacsが入らない、
TeXが入らない、firefoxは使えないのか、Rubyが使えないのかなどと、
サバ管気取りの偏ったどうでもいい我侭を言い出し、(だから鯖にするんじゃねーよ、
鯖の常識で話すなつーのに)それと戦わなければならないのでしょう。
そして時代によって決着している、過去20年のパソコン界隈のくだらないそれらの
議論が再現され、それに巻き込まれるのでしょう。もう今からうんざりです。

だからお願いです。教育現場ではPC/ATでもSPARCでもPA-RISCでも
PowerPCでもなんでもいいですがメジャーかつ現行のマシンにしてください。

教育機関で懐古趣味のバカを量産されると現場が非常に苦労するのです。