今月はじめ、職場に新しいPC(Core i7の結構ハイエンド構成)が入りました。
多分私が運用保守をまかされそうな雰囲気です。業務的にとある構造分析や
シミュレーションなど行う必要があり、X Window System上のアプリケーションを
使用するのは聞いていたのですが、OSを起動して黒いバックに白い文字だけの
英語の画面に表示されていたのはlogin:というプロンプトでした。

「うへぇ?、よりによってxinit方式かよ」

CUIログインなんて古い、コマンド入力なんて古い、今の奴は日本語入力設定大丈夫
なのか(XMODIFIERS)、今時のマルチシート環境に対応できるのか不安はつきませんし、
xinitユーザーが少ないのでネット上の情報も少なく調べるのも大変です。
おそらく導入に際して、大学など教育機関で最初にxinitに触れて刷りこまれた人間が
強気の知ったかぶりをして発言権を得て「俺流」をつらぬき紛れ込ませたのでしょう。

昔、当時、X11で唯一$HOME/.xinitrcを手書きするというCUI的方法で環境設定できた
xinit方式は大学など教育機関に浸透していて、日本のX11界に多くのバカが輩出しました。

これから私は、おそらくそういうバカが、GNOME/KDEはどうやって起動するのか、
ウィンドウマネージャを終了したらXごと落ちたとか、ck-xinit-sessionはないのか
などと、X11通気取りの偏ったどうでもいい我侭を言い出し(だからxinit方式にするん
じゃねーよ)それと戦わなければならないのでしょう。そして時代によって
決着している、過去25年のX11界隈のくだらないそれらの議論が再現され、
それに巻き込まれるのでしょう。もう今からうんざりです。

だからお願いです。教育現場ではgdmでもkdmでもwdmでも
xdmでもなんでもいいですがグラフィカルなディスプレイマネージャにしてください。

教育機関で懐古趣味のバカを量産されると現場が非常に苦労するのです。