「福島さん」といじめられ… 原発避難生徒におごり要求


東京都千代田区の区立中学校で、原発事故のため福島県から自主避難している生徒が、同学年の3人に「おごってよ」などと言われ、
お菓子など計約1万円分をおごっていたことが分かった。本人と母親が学校に申告し、判明したという。
校長は「学校でいじめがあったのは残念。再発防止に努める」としている。

 生徒が朝日新聞の取材に語った内容によると、昨年夏ごろから一部の生徒に「避難者」と呼ばれるようになり、
「福島から来たからお金ないんだろ」「貧乏だからおごれないの?」「避難者とばらすよ」などと言われ、
今年になってコンビニでドーナツやジュースなどをおごらされるようになったという。
出たごみは「あげるよ」などとかばんに詰め込まれた。教科書やノートがなくなり、
教室の隅でページの一部がない状態で見つかったこともあったという。

 生徒は「小学校のときから『菌』『福島さん』といじめられてきたので知られたくなかった。
お金で口止めできるのならそれでいいと思った」と話した。

 母親が11月下旬に生徒のかば…


http://www.asahi.com/articles/ASJDD7DQ2JDDUTIL059.html