最初こそそれが異常だって分かってた筈なのに色々な異常が重なってさもそれが正常であるかの様な錯覚の中で生きてる。

常時視界の何処かに嘲笑ってる人影がいて、空が点滅して、服の隙間や棚や窓やカーテンやエアコンや
除湿機や冷蔵庫洗濯機床下天井への通路から巨大な白い顔が覗いていたり時折突き飛ばされたり引っ張られたり
野太い声で嘲笑われたり、みんなが俺や母を殺そうと刃物をチラつかせたり残虐な妄想がリアルな描写で脳内を駆け巡ったり
そんなこと有り得ないのに有り得てる感覚が麻痺してるのか唯只管毎日迷惑をかけ続けてる自分が憎くてたまらない