だが、彼にとって最も最悪な出来事は、7日目に起きたあるものの爆発である。
何が爆発したかというと、大便を大量に納めた容器が爆発し、船内中が大量の汚物でまみれたのだ。

当時の米国の宇宙船にはトイレなんて付いていなかった。
一応、出発前に極限にまでかき出してから出発はしていたのだが、トイレというのは袋の中に汚物をおさめてそれを消臭や殺菌を目的としたボックスに入れるというすさまじいものだった。

ラヴェル船長の7号は当初より14日間の宇宙飛行が予定されており、爆発して船内が大変なことになった状態のまま7日間を過ごさねばならなかった。