5年くらい前、もっとも儲けやすかった時代の
悪しきA型事業所の収支モデル

*利用者25名(定員20名の給付費減算にならないぎりぎり)
*実労1日4時間、作業内容は内職のみ(半分は読書)、施設外なし
*利用者時給は750円(当時)、交通費なし
*平均月22.5日の利用

事業売上 15
利用者給与 165
事業収支 小計 −150万円

訓練等給付費収入 330
特開金・助成金収入 125
家賃 15
職員給与 100
その他諸経費 20
事業所運営費収支 小計 320万円

経営者の役員報酬 150万円
差引 20万円

最低賃金が今より100円以上安く、
特開金・助成金は月割りで2万近く高く、
作業内容ももっとデタラメでも許された時代。
職員はサビ管以外はパート職員ばかりで、人件費も設備も何かも許認可の書類が通る最低限。

この頃から世間でいう悪しきA型をはじめ、いくつも事業所増やせた経営者は、かるく億を超える資産を築いただろう。
いつ廃業してもかまわないだろうな。

パン屋、クリーニング屋、飲食など、確固たる事業で真面目に障害福祉に取り組もうとした人達が設備投資の回収もできず早々に撤退と。